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普段は決して恋人らしいことをしない私達。


付き合ってることはクラス全員が知ってるだろうけど、手をつないだりもしない。





外でイチャイチャしてる恋人達をたまに見る。


でも、私達はふたりきりにならないと絶対しない。



正光がそういうタイプじゃないんだよね。



ふたりきりになると全然変わってきて、今も抱きしめた後に何度も何度もキスをしてくる。



正光「このまま帰らね?」


A「え?」


正光「どうしても我慢出来ねぇ」


A「...帰ろっか」



荷物を取りに教室に戻ると机はもう元に戻っていて、いつも通りの教室だった。


正光「今日は帰るわ」


蓮「おっけ、言っておく」


正光「サンキュー。A、行くぞ」



私も慌ててバッグを取るとみんながニヤニヤと私を見る。



A「何」


梨花子「いやー?またねー」


A「また」



向かった場所は私の家。

お母さん、滅多に帰ってこないから正光の家に行くより私の家に来ることの方が多い。


無駄に広い家だから、ひとりよりふたりの方が寂しくない。



正光もそれを知っててよく家に来てくれる。



優しいんだ、本当に。









今日もたくさん愛を感じた。

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作者名:ひーりん。 | 作成日時:2016年9月19日 15時

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