10 ページ10
.
O「ここか…。」
待ちに待ったコンサート当日。
会場には、俺の周りにいなさそうな人ばかり。
俺、浮いてないかな…。
感じたことのない空気感に萎縮して
端の方の席に座った。
やがて会場の照明が暗転し、
会場中がステージに注目した。
ステージに照明がつくと
演奏者が次々と出てくる。
その最後の方に出てきたのは
翔ちゃんだ…。
真っ赤なドレスに束ねられた髪。
過去2回会ったパステルカラーが似合う
翔ちゃんとは全然違ってドキドキした。
また、肌が露わになるドレスではなく
鎖骨から手首にかけて少し透けてるのが
逆に色っぽくて夢中になってた。
拍手が止み静寂が訪れた瞬間、
指揮者が腕を振った。
それと同時に演奏者が動く。
もちろん、翔ちゃんも。
プログラムを見ても全くわからない曲。
ベートーヴェンだかモーツァルトだか
わかんないけど、初めて生で聴いた
クラシックには鳥肌が立った。
その中で聴こえるピアノの音。
初めて生で聴く翔ちゃんの音だ。
引き寄せられるように
体制が前のめりになっていて
気がつくと全ての曲が終わっていた。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 183人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「嵐」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ぽてほたて(プロフ) - Sullivanさん» ありがとうございます！！引き続き読んでくださると嬉しいです！！ (2016年12月11日 18時) (
レス) id: aa6b3b281b (このIDを非表示/違反報告)
Sullivan(プロフ) - 素敵なお話ですね^^ これからも頑張ってください！ (2016年12月10日 4時) (レス) id: 689d8df3bf (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ぽてほたて | 作成日時：2016年11月6日 18時
