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先輩のバックで踊らせてもらうようになった頃、
『翔ちゃん』『智くん』って
呼び合うほどにまで距離が縮まった。
それでも憧れの存在で
あることには変わりはなかった。
いつかのレッスンで先輩のバックで
バク転をするという話をされ、
みんな練習に励んでいた。
私はバク転とかそういう類は苦手。
どんなに練習したって出来なくて、
終いには同期の子たちに
「これだから女は。」
って言われた。
当時、女がいることによく思ってなかった子たちが
私を批判することは日常的にあった。
勝手に言ってりゃあいいのよって思ってたけど、
今回ばかりは出来ないことを指摘され
悔しくて泣いた。
でも智くんは泣きつく私に言ったの。
O「翔ちゃんさ、ダンス上手いよね。」
S「…へ？」
O「苦手なことを得意なことで埋め合わせられたらそれで良くない？」
智くんはそう言って、
私の涙を拭ってくれた。
その時は智くんの言葉の意味を
理解出来なかったけど、
『バク転出来なくても、ダンスで挽回すればいい』
後々、そういう意味だったのかなって思った。
批判する子に注意する訳でも、
ストレートに私を励ます訳でもない。
それが智くんの優しさ。
陰から見守る優しさ。
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優子 - 読みました。完結おめでとうございます。 (2016年4月10日 7時) (
レス) id: 059e629431 (このIDを非表示/違反報告)
ぽてほたて(プロフ) - 優子さん» 今日で完結です！いつも読んで頂いてありがとうございました*\(^o^)/* (2016年4月9日 0時) (レス) id: aa6b3b281b (このIDを非表示/違反報告)
優子 - 読みました。智君はまだ翔君の事が好きなのかな？続きが気になります。 (2016年3月26日 16時) (レス) id: 059e629431 (このIDを非表示/違反報告)
ぽてほたて(プロフ) - 優子さん» ありがとうございます…！いつもコメント頂けて嬉しいです*\(^o^)/* 続き書きました♪よかったら読んでください！ (2016年3月17日 0時) (レス) id: aa6b3b281b (このIDを非表示/違反報告)
優子 - 移行おめでとうございます。これからどうなるか気になります。 (2016年3月13日 23時) (レス) id: 059e629431 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽてほたて | 作成日時：2016年3月9日 23時
