【から紅の恋歌】この世でかるたが上手な彼女【名探偵コナン】【ネタバレ注意】

大阪・高級ホテルbyNeon 〜飛ばしました〜 ページ16

元太「いっちばーん！」

光彦「2番ー！」

歩美「2人ともずるーい！待ってー」





光彦、歩美に続いて客室に入った和葉は、その広さに「うわっ」と驚いた。
二間続きの和室は、大人数で宴会でもできそうなくらい広くて豪華待った。

和葉「むっちゃ広い部屋やなー！」

蘭「園子が予約してくれたの。ほら、園子も来る気満々だったでしょ？だから日売テレビに近いホテルを選んでくれたみたい」

『さすが、鈴木財閥ね…』

蘭はベルボーイからかるた札や百人一首読み上げ機など一式受け取ると、靴を脱いで部屋の奥へ進んで行った。



その頃、自分の部屋の天蓋付きベッドで休んでいた園子は、蘭たちが宿泊するホテルに電話をかけていた。

園子「ええ……そう……夜通し特訓するらしいから、夜食も用意してあげて。んじゃ、ヨロシク……」

ゴホゴホと咳き込みながら電話を切った園子は、スマホを枕元にポイッと落とした。

園子「まぁ〜ったく、何であたしがこんなことまで……」

とぼやきながら、京極真の顔を思い浮かべる。

＿＿京極「必死で友人を応援するあなたの姿をね」＿＿

京極の言葉が頭の中でよみがえり、園子は赤い顔をさらに赤くして、ニシシ……と笑った。

園子「ま、いっか♥」

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