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𝙵𝚒𝚕𝚎.𝟸𝟸 ページ23
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時間も時間だったのでちょうどお客さんはいなかった。それもあり、私も休憩と称して一息つくことにした。
さっそく5人分のオレンジジュースをグラスに注いで皆の前に置く。子どもたちは何かを話しているようで、こんなに日差しが照っているのにこの後サッカーで遊ぼうと提案している。さすがは子どもだ。
そんなみんなの様子を微笑ましく見ていた時。
"ちょっといい?Aさん"とキッチンに戻ろうとする私をコナンくんが呼び止めた。近くにしゃがんであげれば、彼は私の耳元に口を寄せてコソッと囁いた。
「昨日に続いてごめんね……実はまた聞きたいことがあって」
「………あ、その事ね。私が答えられる範囲だったら大丈夫よ。あと、実は私もコナン君に聞きたいことがあるの」
ちょうどいい。昨日聞けなかった組織との関係について、彼に聞いてみよう。彼はきっと陣との関係について知りたいのだろうし。
………でも言い出すことはできなかった。なぜなら、カランカランとドアベルの音がしてしまったから。
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作者名:匿名希望 | 作成日時:2023年7月29日 16時