◆やあ親友、はじめまして【ut】 ページ4
＊異世界転生ぽいやつ(ギャグテイスト)
「はえ、ここどこ？」
気が付いたら私はそこにいた。
さっきまで私は確かに友人とスイーツを食べていたはずなのに、瞬きをしたらこんな所に立っていたのだ。
返せ！私のチョコ＆チョコパフェ！！
なんだそのパフェと言われるかもしれないが、名前の通りチョコづくしのパフェである。
○○＆○○パフェというパフェで、○○の部分のトッピングを選べるパフェなのに、どっちもチョコを選択し友人に苦笑されてしまった。解せぬ。
……じゃなくて！本当にここどこっ！？
人が賑わっている。見知らぬ格好をした人達が目の前を歩いていく。
右を見て左を見る。
石造りの建物が沢山建っていてまるでその様はヨーロッパみたいだ。
「あ、Aちゃーん！待ったあ？」
ただ呆然としていると後ろから名前を呼ばれた。聞き覚えのない声ではあるが、名前は私の名前だと振り返る。
紺色のスーツに眼鏡を掛けた人がこちらに手を振りながら近寄ってきた。
「……誰？」
「えっ、酷ない！？俺やで！鬱やで！？」
「……は、はあ」
こんな元気な鬱の人初めて見た。
困惑しながら適当に相槌打てば彼は、ん？と首を傾げる。
「そう云えば、ここってどこですか？鬱の人」
「う、鬱の人？……ちゃうて！俺の名前が鬱や！……ってええ！？」
「うわ、急に声出さないでくださいよ。……びっくりした」
思わず顔を顰める。そんな私を他所に彼は私の両肩を掴んだ。
「今なんて、なんて？」
「だからびっくりしたって」
そもそもこんなに親しげに話しているが、本当にこの人誰？
「そうじゃなくて！その前！ここどこって…」
「あー、そっちか。そうです！ここどこなんですか？」
「何言ってんねん、ほんまに」
段々顔を青くしながら「ここは我々国やで」そう言った彼をぼんやり見る。
「我々国？…初めて聞いた」
ぽつり、小さい声で呟けばそれが聞こえたのか彼の青い顔はそれを通り越して真っ白になった。
「え？…まさか、記憶喪失！？」
「……？あ、ちょ…！どこに行くんですか？てか、力強っ！？」
私が何を言おうと気にせず、強い力で腕を引っ張って歩いていく。解くことが出来ず、彼に引っ張られるがまま歩くことしか出来ない。
気がつけば、大きな城門の前に来ていた。
こんな所、映画やゲームでしか見たことないんだけど！？
◆◆
続くかも
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珀空(はくあ)(プロフ) - ゆーみやンさん» はじめまして！そう言って頂けるとすごくうれしいです！これからも頑張らせて頂きます！コメントありがとうございました!!!<(_ _*)> (2020年3月21日 7時) (
レス) id: 0b3c35e0d6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーみやン(プロフ) - はじめまして。どのお話もとてもだいすきです！ 更新頑張ってください！応援しています( *´艸｀) (2020年3月21日 3時) (レス) id: cef1a7a657 (このIDを非表示/違反報告)
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