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＊side鬱
目を開け、軽くなった体で簡単に起き上がりカーテンをあけた。
「起きた？今は4時間目だよ。体調はどう？」
「ペ神、先生。もう大丈夫です。何か体軽くなりました」
「良かったね。あ、でもどうする？早退する？それとも5限まで受ける？」
「どうせ今日5限までやし、受けて帰ります」
「じゃあ4限目終わるまでゆっくりしててね」
「はい」
いつもならラッキーと言って帰るのに、今日は何となく授業を受けようと思った。
また閉められたカーテンの中で、ベッドに寝っ転がって胸ポケットを確認する。
Aちゃんのことも＊＊ちゃん似の女の子のことも夢だと思っていた、のに＿＿
「あれ…」
ポケットの中には白い紙が入っていた。小さな印の書いてあるそれは確かにここにある。
夢じゃなかったのか、あれは。じゃああの子は…？
割とオカルトが好きなせいで勝手な仮説が頭を過る。幽霊が見える子だったり、生霊だったりそういうものは漫画や映画とかでよく見るものだ。これが当たっているとは思えないが、関係ないとも言えない。
時折Aちゃんから目を逸らされること、そしてそういう時は女の子と色々ある時で決まって体調が悪くなる、つまり＿＿、
「いや、まさか」
そんなことを考えているうちに昼休みになり、教室に戻った。
「おお、大先生。元気なったか？」
「うん、元気やで」
「今から飯やで？食おうぜ」
「おん、せやな。……あ、Aちゃん」
「ん？何？」
教室に入るなり、コネシマがこちらを見る。案外優しいんだよな、コイツ。心無いけど。
そしてシャオちゃんの言葉に頷きながら、Aちゃんの席を見る。こちらを見た彼女にドクンと心臓がなった。あの優しい「お大事に」という声が脳内再生される。
「さっきはありがとうな」
「…全然いいよ。どう？体調は」
「Aちゃんのお陰で元気になりました」
「またまたそんなことばっかり言っちゃって。まあ、元気になったなら良かった」
「ありがとう。あ、あとコレも」
こっそり紙を出せば、彼女が目を開いたのが見えた。こんな顔するんやと思いながらも、可愛いと思った。あの3年の強面先輩の妹とは思えんな。
「俺、女遊び止めるわ」
「どうした大先生！？突然丸くなって…！尖りはどうしたんや！」
「…俺、一途になるねん」
「ぶふっ、…嘘つけ。そして誰にやねん」
単純やな俺。吊り橋効果、的な何かに引っかかった。けど落ちてしまったものには仕方ない。
「それはシャオちゃんにも秘密や」
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珀空(はくあ)(プロフ) - ゆーみやンさん» はじめまして！そう言って頂けるとすごくうれしいです！これからも頑張らせて頂きます！コメントありがとうございました!!!<(_ _*)> (2020年3月21日 7時) (
レス) id: 0b3c35e0d6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーみやン(プロフ) - はじめまして。どのお話もとてもだいすきです！ 更新頑張ってください！応援しています( *´艸｀) (2020年3月21日 3時) (レス) id: cef1a7a657 (このIDを非表示/違反報告)
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