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「はえー」
とか皆で俺を囲んで何やら会話をしたあと、そのまま家を出ていった。
一体何事だったのだろうとは考えたが、どうせ城の騎士である父(親バカ)や、世界各地を回っている母(親バカ)が勝手に自慢したのだろう。何せ親バカだからね。
「……はあ」
ベーコンエッグを食べ終わり、改めて家を見る。
彼らが出ていった瞬間に家の中の壺や樽は元に戻った。因みに明日の朝にならないと中身のアイテムは復活しない。
どんな仕組みだよとは思ったが、そこを考え始めるとこの世界自体を深く考えなければならないので、諦めた。
今日は買い出し行って……と予定を立てたあと何事もなく一日を過ごした。
次の日、朝から店に出勤すると、そこには昨日の旅人がいた。今日は5人ほどできっと別行動してるのだろう、と察せられた。
「ご注文は？」
「お、Aやん。えーっと、ココからココまでと…＿＿」
「かしこまりました」
馴れ馴れしいし、めっちゃ頼むなあ。食べきれるの？とは思ったが、まあ気にはしない。
言われたとおり、キッチンにいるイトコに伝えると、
「はあ、昨日もめっちゃ食ってたな」
「へえ」
遠い目をしながらもフライパンを取り出し、材料を準備し始めた。俺も皿を洗ったり、調理補助をしたり、ホールをしたり駆け回る。
料理ができた順に配膳し、食べ終わったものから皿を片付け、次の料理を提供するというループをこなす。
彼ら以外のお客さんが少ないのがまだ救いである。
「きゃーー！」
「魔物だあ…！」
外からそんな悲鳴が聞こえる。店の窓から外を見るとそこには大量の魔物がいた。さっきまでそこに居た旅人たちが飛び出す。
わあ、RPG展開来たわ…。
とかぼんやり眺めていると、明らかに敵の魔物の量が多いことに気づく。
「行って、加勢してこい！」
「A君、頑張って」
「……え？」
傍観してた俺に剣を持たせ、イトコや従業員が俺を鼓舞する。
え？俺も？俺も行かなきゃダメなの？何この空気？
困惑しているうちに店から締め出され、魔物の前へ追いやられる。
「お！お前も加勢してくれるんやな！」
「お前強いらしいな！あっちは頼むで！」
旅人たちも何だか嬉しそうに笑いながら、俺が戦う前提で話を進めてくる。
何でだ！いつも旅人が来ないと(ご都合主義というやつで)街に入ってこない魔物が今日に限ってくるんだよ！とほぼ八つ当たり気味に魔物を一掃してしまった。
うるせえ、「よくやったな」じゃないよ！？
◆◆
続くよ
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珀空(はくあ)(プロフ) - ゆーみやンさん» はじめまして！そう言って頂けるとすごくうれしいです！これからも頑張らせて頂きます！コメントありがとうございました!!!<(_ _*)> (2020年3月21日 7時) (
レス) id: 0b3c35e0d6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーみやン(プロフ) - はじめまして。どのお話もとてもだいすきです！ 更新頑張ってください！応援しています( *´艸｀) (2020年3月21日 3時) (レス) id: cef1a7a657 (このIDを非表示/違反報告)
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