7色のマフィア [フィッシャーズ] (ページ2)

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挑戦状ページ2

マサイside

マ「お汁さーん入るよー」
シ「誰がお汁さんや。どーぞ」

黒く大きな…俺2.5人分はあるかな。それくらいのデカさの扉が、ｷﾞｲｨ…と唸り、ゆっくり開く。

ここはシルクロード…兼、リーダーの部屋。

シ「ご要件をお話ください」
マ「聞いてくださいよーATMお汁さん」
シ「(ATM…？)」

シ「で、なに？」
マ「お仕事よ」
シ「うわまたかー…今度は誰？」

俺は大量に持っていた資料を、どさっと机に置いた。

俺らの"仕事"は、他のマフィアグループのボスをぽっくりいかせること。

この国には数え切れないほどのマフィアグループがあって、弱いグループの奴らは、他のマフィアグループにどんどん殺されてく。

そんな残酷な世の中で頂点に立つのが、真のマフィアグループである。

まぁ要は、敵をぶっ潰していけばいいだけの話。

そんなカンタンにはいかないんだけどな。

マ「この人。」
シ「うわ、若い…これがボス？」

資料を見ると、髪色を遊ばせた、ヤンキーのような男が写っている。
俺らと同い年くらいだ。

マ「多分な」

「聞き捨てならないねぇ」

シ「あ、ぺけ」
ぺ「俺の情報を疑ってるわけ？リーダー組さん」
マ「そーゆー訳じゃねーよ」

シ「ま、ぺけの情報に誤りがねー事を願うよ。」

悪戯な笑みを浮かべ、資料を見つめるシルク。

ぺ「ちょっとー！俺の情報は常に正確！
このボスの情報だっていーっぱい持ってるんだからね！」

シ「はいはい笑」
マ「わーったよ。笑」

ぺけによれば、このボスがこんなに若い理由は、2つあるらしい。

1つめ。

まだこのボスが幼い頃、当時そのマフィアグループのボスが亡くなったらしい。それがこのボスの父親だったとか。

4歳にして代を受け継いだらしい。

2つめ。

このボスはどうやら超チャラいらしい。

ノリでやってるとかやってないとか…

って

マ「おいぺけ。2つめの情報デマだろ」

ぺ「俺の情報に誤りはなーい♪」(逃)

マ「コラ待てっ！！」

シ「あーおい！ホコリたつだろーが！」

バタバタ … ドタドタ …ｯ

モ「うるさいなぁー何？」

ザ「また何かやってる…」

ン「いま朝5時なんだけど。」

ダ「お前ら順番にケツ出せコルァ！！ケツバットの刑じゃ！！！」

こんな感じで、毎日騒がしいったらありゃしない。