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「ねぇ、ここ座ってもいい?」
と、俺の向かい側の席を指さす
周りまだ席空いてるんですけど、
なんて思ったけどそんなこと言えるわけがなく
『....どうぞ』
「ありがとう!」
荷物をドサッと下ろして俺の向かいの席に座る
鼻歌を歌いながら参考書を開き始めた彼女はなんだかとても楽しそうで
なんだかイライラした
『....うるさいんだけど、』
「ん?」
『鼻歌、静かにしてくんない?』
俺が勝手にイライラしてただけなのに、
「ごめんね!つい癖で!」
笑って返す彼女にまたイライラした
違う、彼女にじゃない
俺自身にイライラしてた_____
『....はぁ....』
今日はもう帰ろう
なんだか俺らしくない
きっと、疲れが溜まってるんだ
閉館までまだ1時間もあるけど俺は帰る準備をした
「帰るの?」
『うん』
席を立つと、気づいたみたいで顔を上げた
俺は彼女と目を合わせずに出口に向かうと、
「またね!“雄登”くん!」
え.......?
なんで俺の名前....?
疑問に思って聞こうと思ったけど、彼女はずっと笑顔で手を振ってくるから逃げるように帰った
もしかして顔見知り?
いや、多分会ったことない
じゃあ....
『同じ学校の人とかかな、』
なんて勝手に解決して、家に帰った
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しい(プロフ) - 名前変換できません (2018年2月13日 21時) (レス) id: b6e74a20a8 (このIDを非表示/違反報告)
佐藤あかね - 更新応援しています、頑張ってください! (2018年2月13日 20時) (レス) id: d33008032f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぱいん | 作成日時:2018年1月30日 23時