期間限定？！マネージャー

49日目 ページ49

ガチャッ
「ジャニーさん！｣

勢いよくドアを開きジャニーさんを呼ぶ
ちょうど休憩中なのか、金指さんたちが私の名前を呼んだけど、そんなの聞こえなかった

「どういうことですかっ、｣
『お客さんには会えたかい？』

そう呑気に言うジャニーさん

「知ってたんですね、私の母親のこと｣

知ってて、知ってて私に会わせた

『....何のことだね』
「とぼけないで下さいっ｣

最初から疑問に思ってた
なんで私がマネージャーなれたのか
どうして私だったのか
その理由はただ一つ

「ジャニーさんは、私のことを調べて知ったんじゃない
あの女に頼まれて、私をここに連れてきた｣

だから私のことを知ってたんだ
私の母親のことも

でも、あれ？

「違う....｣

あの女だけじゃない
施設の頃のことも知ってたから....施設長も....？

「偶然なんかじゃなかったんだ....｣

あの時、ジャニーさんが私に話しかけてきたのも
私が彼らのマネージャーになったのも


「全部全部、あなた方の思い通りに動いてたんだ、｣

もう1度信じてみようって、そう思ってたのに

『....全てはYouの為なんだ』
「....そんな訳ないっ｣

もう嫌だ....
誰かを信じると、裏切られるって知ってたのに
大切な存在ができても、すぐ壊れるって分かってたのに

「....私辞めます｣
『え？』


「マネージャー、辞めます｣

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