ピアス ページ17
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『わぁ…』
あの後、坂田が良いお店知ってるねんと俺達を引っ張り、地下フロアの一端にあるこぢんまりとした可愛らしいお店に来た。
足を踏み入れるとAが小さく声を漏らした。
アンティーク調な店風で細やかな装飾品や静かなオルゴールがより一層雰囲気を醸し出している。
お店にうるさい志麻くんとうらたんも魅入っているようだった。
「なかなか良いやろ、此処！」
『うん…素敵。』
坂田が胸を張りまるで自分の店かのように自慢し、それに微笑む彼女。
暫くして、各々が見たいものを見ているとき彼女は一点で動かなくなった。
黄色の百合の花がモチーフであろうピアスを食い入るように見つめている。
「欲しいん？」
静かな店内にあわせ、耳元で囁やけば、ビクリと方を震わせゆっくりと振り返った。
『セ、センラくんですか…驚かさないでくださいよ…!』
心臓のあたりを抑え、小声でありながらもオーバーにリアクションをとるA。
「ごめんごめん。なんやずっと見とったから。そんな気に入ったん？それ。」
クスリと笑って返事をすれば、少し不貞腐れたように頬を膨らませたが、ピアスに触れれば小さな子供のように瞳をキラキラさせた。
『綺麗ですよね、このピアス。』
ふいに大人びた笑顔で大事そうにピアスを愛しく見つめる。
優しく微笑んだ表情は、店内の趣きのあるほのかな灯りに照らされていた。
表情をころころ変える君にはほんまにお手上げ。不覚にもドキっとしてしまった。
ふわりと柔らかな手付きでもとあった場所にピアスを戻すA。
「買わんの？」
あれだけ魅入っていたものだからてっきり買うものだと思っていたのだが。
『うん。ピアスの穴も開けてないし。』
再び微笑んで先を進むA。
『あ！ほらほらセンラくん！これ似合いますよ！！』
「あーはいはい静かにしてな〜」
片手にピアスをとり、彼女のもとまで歩いた。
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よ(プロフ) - さぎりさん» そう言っていただき嬉しいです。ありがとうございます！リクエストの方もありがとうございます。転校ドッキリ、面白そうです！！是非とも書かせていただきます！今暫くお待ちください！ (2019年11月23日 20時) (
レス) id: 4992fa2252 (このIDを非表示/違反報告)
さぎり - とても面白くて、この作品大好きです!突然ですがリクエストよろしいでしょうか、、?夢主ちゃんが転校したらドッキリをしてほしいです!突然すみません。これからも頑張ってください! (2019年11月23日 19時) (レス) id: 010c2c7985 (このIDを非表示/違反報告)
てろち - 見せられないよ☆wwwwww (2019年5月31日 1時) (レス) id: 999d763a4b (このIDを非表示/違反報告)
よんり(プロフ) - てろちさん» てろちさんのコメント見たときの私の→【見せられないよ☆】こちらこそ頭おかしくてすみません()コメントありがとうございますっ！！このようなコメント、とても嬉しくて励みになります！！精一杯頑張りますー！！ありがとうございました！！ (2019年5月30日 19時) (レス) id: a7d77c8d9d (このIDを非表示/違反報告)
てろち - よんりさん» 変なの送ってすみません(´；ω；｀)頑張ってくださいΣd(ﾟ∀ﾟd) (2019年5月30日 19時) (レス) id: 999d763a4b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：よんり x他1人 | 作成日時：2019年5月11日 13時
