358Daysの黄昏

短編13機関時代劇！ <忠臣蔵(ちゅうしんぐら)> ━知るか！の巻━ ページ19

昔、江戸に、日癖内匠頭(ヴィクセたくみのかみ)というたいそうヅラ隠しに必死なお殿様がいらっしゃいました。

日癖内匠頭は吉良丸者介(きらマルシャのすけ)の開く儀式の儀礼を教わる会に出席したのですが...

日癖「なんで私がこんなヤツに礼儀を教わらなければならないのだ
第一！ この時代に薔薇などおかしいではないか！」д￣г∫∫

丸者「そんな古くさい頭ではこの江戸では暮らしていけんぞ」

日癖「なっ！ Σд＝г∫∫
殿様には敬語を使え！！」

丸者「おお、これは失礼
とこで、ヅラ、ずれてますよ？
お と の さ ま☆」

日癖「Д＝г#∫∫ ムカッ！
私をバカにしたな！ 許さーん！」

そう言って日癖殿は怒って武器を振り回し、丸者殿の持っているバラを散らしてしまいました。

丸者「...！ ｼｼ°Д)ﾙ
無礼者！ これは我が家宝の薔薇であるぞ！
であえであえ！」

日癖「えっ、わっ、ちょっとまて、話し合おうではないか、わーーっ！...」


こうして日癖殿は丸者殿の家宝の薔薇を散らしてしまった罪により、サムライたちに連れていかれてしまいました。

そして課された刑はなんと切腹。

そして日癖殿をからかった丸者殿はお咎めなし、つまり無罪という結果に終わってしまいました。


日癖「くそぅ、幽霊になっても付け回してやるうぅ！」

↑もうすでに幽霊みたいですけどね(^^)☆
(なんだとー！？ by 日癖)



━━━ところ変わって、ここは日癖殿の城。
日癖殿には5人の家来がおりました。


家来の一人、亜久世琉臣(アクセルのしん)がこう言いました。


亜久「おお、ニュースだ
日癖様が切腹させられたらしいぜ」

そしてもう一人の家来、大石呂久助(おおいしロクのすけ)がそれに答えます。

呂久「日癖様？ 誰？」

さらに三味線、と見せかけてシタールをかき鳴らしていた出水左衛門(デミざえもん)が言います。

出水「どっかの茶屋の主人とかだっけ？」

おシオ「違うわよー
たしか、カツラ屋だったはずよ？」

クノイチ家来のおシオが答えました。

そして5人目のやたらと前髪の長い家来、
是九詞郎(ゼクシろう)が反論しました。

是九「2人とも違いますよ
たしかこの前現れた心無者(はーとれす)の名前ですよ」

おシオ「それだ！なーんだ」

家来たち「アハハハハハ...」

日癖「ちっがーう！！」

家来たち「！？」


切腹したはずの日癖がなぜ！？

続く━━━

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