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２話 過去編 ページ3
―…
アジトという名の廃墟についた瞬間
なぜか走らされている私
走れ、と言った
当の本人はのんきに読書している
「あと、どれくらい、走るん、ですか？」
「あぁ…4時間だ」
「…へっ？」
…あぁ
私、死ぬんだ
なんて考えていたらいつの間にか走り終えていた
途中から目が虚ろになっていたが…
気にしたら負けだ
「次は腕立て1000回だ」
「は？」
聞き間違いであってほしい
「1000回だ」
「あ、はは」
…反論する気にもなれなかった
「次は腹筋だ」
「…何回、ですか？」
「これも1000回でいいだろう」
…あはははは
もはや発狂してきてしまった私…
もう、なるようになれ
そんな生活をまる一年…
自分でも頑張ったと思う
事実、クモのみんなにも頑張ったと言われた
みんなにも言われるって…本当に頑張ったな、私
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作者名：アリス | 作成日時：2014年9月15日 19時
