検索窓
今日:4 hit、昨日:8 hit、合計:8,810 hit

ページ43

芥川
「ヤツガレは、鍵を羅生門で取ってません」

中島
「えっ、じゃあ今のは…」

上条の足元を通った黒い影は、芥川方向とは逆の方向に走っていった。

太宰
「となると、あっちだから……あ"」

中原
「あっちに何がいんだって…おいおい」

太宰や中原の視線の先には、ツヤツヤな毛を持ったゴールデンレトリバーが鍵をくわえながら遊んで欲しそうにこちらを見ていた。

中島
「これじゃ、ミッションクリアできないってことですよね」

中原
「おい、今のはてめぇのミスだよなァ??」

上条
「おやおや、私が悪いとでも??見ましたよね、私のポッケからツルっと落ちてしまったのを」

中原
「てめぇが落とさなきゃ俺らはミッションクリアできたんだよ!!」

太宰
「まあまあ、落ち着いて中也。ミスは誰だってあるものさ!今はあの犬を何とかしなきゃ」

中島
「あれ、太宰さんって確か犬は((太宰「ダメに決まってるだろう??あんな、危険で恐ろしい生き物」…ですよねー」

中原
「これに関しては、太宰は使いモンになんねェから!ほら、敦行くぞ!!」

中島
「分かりました!!太宰さんは、芥川の近くにいて下さいね!」

太宰
「分かったよ」

犬を追いかける中原と中島。

太宰の背後に鬼が一人そっと近づく。

太宰
「そこに居るのは分かってるよ。ねぇ、鬼さん取引に興味はないかい??」


「??」

太宰
「これを使いたい。相手は、中也だよ。しっかりお仕置よろしくね(爽やか」


「(こくり」

鬼は頷いて、太宰からコインを貰い中原の元へ行った。

芥川
「太宰さん、今のは??」

太宰
「なーに、ただの大人の取引なだけだよ」

芥川
「…そう、ですか」
(中原さん、お気をつけて……)


一方、中原たちは……。

中原
「はっ!犬の割には速かったが、俺には散歩程度だ」

中島
「はぁはぁ…中也さん速いですね!」

中原
「体力作りは基本だろ?しっかし、この犬なかなか鍵を離さねェんだよ」

中島
「じゃあ僕が鍵を引っ張るので、中也さんは犬の方をよろしくお願いします」

中原
「おし、せーの!!犬、はーなーせー!!」

中島
「顎の力凄くないですか!?」


「ヴヴヴヴヴヴ…」

中島
「ちょっ、怖ッッ!?唸りだしました!!」

中原
「一旦、休憩すっぞ!!」

中島
「はい…そうしましょう」

中原
「その犬どこの犬なんだァ??」

中島
「他におもちゃとか見せれば離すかな?」

中原
「…最悪、その作戦に出るか」

中島
「そうしましょ」

・→←・



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 7.1/10 (18 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
12人がお気に入り
設定タグ:文スト , 女主
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

- オリフラ外して下さい (2018年1月1日 20時) (レス) id: 2b815b904a (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ルルネ | 作成日時:2018年1月1日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。