すとぷりの専属マネージャーに配属されたんだけど、仕事が多すぎだろ！ 【３】

１１５日目 ページ20

ASide

ななもり「ねぇみんなー。次のゲーム実況誰編集する？」

さとみ「この前俺でしたよー。」

ジェル「ヒューマンフォールフラットの編集は俺がやったで。」

ななもり「じゃあ、子供組だね。誰やってくれる？」

莉犬「ころちゃんでいいじゃないですか。」

ころん「いやいやるぅとくんでしょ。最近やってないし。」

るぅと「僕は全員分の音楽関係頑張っています！」

そこからの擦り付け合いはもう醜かった。

子供のケンカかよ。って感じ。

どんだけやりたくねーんだよw


さとみ「なに？全員やる気ねーの？」

ジェル「誰かが率先してやらなあかんよ？」

若干キレ始めたさとジェル。

揉めるなよー。

無観客ライブも近づいて、ストレスが溜まってんのかな？


莉犬「じゃあもうさとちゃんかジェルくんがやってくれればいいじゃん。」

さとジェル「は？」

ころん「そうだよ、そんなに言うんだったらやってくれればいいじゃん。」

ジェル「お前らホンマ何言うてんの？」

ななもり「ころちゃんも莉犬くんも自分の仕事はしないとだよ。」

さとみ「るぅとお前だって「僕はMIXとか頑張っていますから！」つって毎回編集逃げるよな！」

るぅと「実際頑張ってるじゃないですか！」

これは流石に止めないと。


A「ほらほら、揉めないの。編集だったら今回は私やるから。」

ななもり「A…」

ななは呆れたように苦笑してみせる。

ジェル「Aはそうやってすぐ甘やかす！」

さとみ「たまには自分たちでやらさせないといけねーの！」

揉めるからやってやるつってんのに何その逆ギレ！

一瞬カッとしたがすぐに我に返る。

全員イライラしてんのに私までイライラしてどーする。

A「あのさぁ、揉めるくらいだったらやらなくていーから。」

なだめるようにそういったのだが、興奮状態のメンバーには効かなかったよう。

ころん「これは僕たちの問題！」

るぅと「Aは少し黙っててください。」

その言葉で一度は引いたイライラも再びやってきた。


A「あぁそう！じゃあもういいよ！そんなに私に踏み込まれたくないんだったら私、」

この先は言うか悩んだが、私も冷静な状態ではなかったため口走ってしまった。

A「私、二度と助けてやんねーから！」

そのまま皆の顔も見ずに部屋を飛び出してしまった。

そして事務所からしばらく走ったところで自分の息を整える。

少し冷静になってからめちゃくちゃ後悔した。

１１６日目→←１１４日目

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す