モチベーション ページ42
=Noside=
過酷な無人島、ルスカイナにて。
「………」
切り株の上に座りこんでいるルフィと、それを見守るレイリーがいた。
(マシにはなっているが…まだ以前の彼には戻っていないな。)
ルフィはレイリーに気づくことなく、目を閉じてあぐらをかいて座っている。
時々深呼吸をしているのは、気持ちを落ち着かせているからなのだろうか。
(まあ、晩飯くらいは作ってやろう)
レイリーが離れても、彼は気づくことなく考える。
考えて、考えて、深呼吸して、考えて…
どのくらい時間がたっただろうか、ふとルフィが顔を上げるとそこには一匹の海鳥が。
「…なんだおめぇ」
普段よりも低い声で問いかけるルフィ。
海鳥はそんなルフィの気も知らず、気の抜けた鳴き声と共に配達物を足元へと置く。
「封筒と…新聞か?おれに?」
なぜこんな所までと不思議に思いながら新聞を開くと、頂上戦争関連の記事ではなく、一面にはデカデカとAに関する記事が。
「『泣き虫のA』シャボンディ諸島近海にて軍艦3隻を沈める!!戦闘嫌いのひ弱気弱な少女はもう居ない!?懸賞金も増額する予定………おおおぉぉ!Aだ!!」
記事を読み終えた瞬間がたっと立ち上がり、海鳥に押しかける。
「おい鳥見たかお前!!Aだ!!」
「ク、クゥ〜」
「Aはひ弱でもねえし気弱でもねえのになぁ!俺よりも強くて、でも、強くても……ん?これ?」
さっさと仕事を済ませるぞと言わんばかりに海鳥はルフィに封筒を突きつける。
「えーと…
『モンキー・D・ルフィ
こちらハンコックじゃ。新聞は読んだか?
その後Aは新世界へ向かいたいとわらわに頼んできた。理由を聞くと未来の海賊王の隣に並びたいからじゃと。というわけでわらわのもとで修行させることにした。期限はわらわが納得するまで。お主も焦らず頑張るといい。
Aの師匠のハンコック』
…Aも頑張ってんだな。
いや、Aだけじゃなくてゾロもナミも…みんなもきっと、頑張ってる。」
「クゥ!」
ルフィがいつもの笑顔と共に顔を上げ、拳を天に向かって高く突き上げる。
「……よぉし!!じゃあな鳥!おれレイリーのとこ行ってくる!……レイリー!!これ見ろーーー!!」
============
追伸、これからもAについての手紙は送ってやる。楽しみにしておくがよい。
お主の未来の義姉、ハンコックより
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まっだこ(プロフ) - しーちゃんさん» コメントありがとうございます(人 •͈ᴗ•͈)楽しんで頂き嬉しいですやったー!これ見てめっちゃやる気出ました感謝です!! (2022年10月10日 21時) (
レス) id: 34c9deb42a (このIDを非表示/違反報告)
しーちゃん - いつも楽しませてもらっています！更新頑張ってください！ (2022年10月5日 19時) (レス) @page37 id: c06f6fba38 (このIDを非表示/違反報告)
まっだこ(プロフ) - たろ。さん» コメントありがとうございます🙇更新遅くてすみません…たろ。さんの楽しみにねっていれば嬉しいです! (2022年6月19日 13時) (レス) id: 6f670d7073 (このIDを非表示/違反報告)
たろ。(プロフ) - 更新楽しみにしてます！ (2022年6月1日 14時) (レス) @page26 id: ba071d904f (このIDを非表示/違反報告)
まっだこ - みーさん» コメありがとうございますm(_ _)m私もエースの所は原作もアニメも号泣しました。この話は結構時間をかけて考えたので感動していただき嬉しいです!応援ありがとうございます!頑張ります! (2021年10月12日 21時) (レス) id: 6f670d7073 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まっだこ | 作成日時：2021年8月10日 10時
