蛇姫は尊いを知る ページ40
「…はっ!!」
「あ、Aおはよう〜久しぶりね〜」
目が覚めるとベッドの上。横にはアマゾン・リリーでいつもお世話になってる船医のお姉さん。
「久しぶり…私どれくらい寝てた?」
「疲れてたのね、12時間も寝てたわよ〜……貴方、うちに来る前一体どんな無茶したの?」
(私専用ウェイバーでテンション上がって一日中海を走り回ってたなんて言えない…)
「まあいいわ〜それより、貴方のウェイバー倉庫においてるらしいわよ。」
「本当?ありがと!じゃあ今から見に…」
「残念ながら今、政府専用航路を通ってる真っ最中なの。Aのことは誤魔化せれたけど暫く外に出ちゃ駄目〜まだ寝てなさい。起きたら蛇姫様のところへ行ってね。」
「わかった。おやすみ。」
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「おお、来たか、A。」
「うん、なんか用事あるって聞いたんだけど。」
部屋にはハンコックのみ。いつもと空気が違う。
豪華な椅子に座り、優雅に脚を組む。
威圧感…いや、覇王色を漂わせながら海賊女帝は私に問う。
「ああそのことじゃが…お主はなぜ新世界へ行こうとしておる?
今のAの実力でも新世界で生き残れはするがそこまで、逃げ回ることになるじゃろうな。
そこまでする理由はなんじゃ?」
「…強く、なろうと思って」
「たしかにわらわには及ばぬがお主は強い。なぜ逃げ続けていたお主が危険を犯して上を求める?」
重い覇王色と蛇のように鋭い目を向けて問いかけられる。
冗談や誤魔化しは許されないようだ。
「…初めてだったの。初対面で心を許せたのは。」
「…」
「ジイさんの紹介とか、そんなのなしなのに心を許せたのは初めてで…心がポカポカして。太陽みたいで、温かくて、次合うときは仲間だって言ってくれて。そんな人が1番苦しい時に私は何もできてないのが悔しい。
…たった一度だけど宝物みたいな時間で、キラキラの笑顔が忘れられない。
嵐の中でも輝いてた、宝石みたいなあの麦わらの一味が忘れられない。
私は彼らの仲間になりたい。ルフィの隣に並びたい。みんなで笑いたい。」
「だから、強くなりたい。」
しばらくの沈黙。ふとハンコックを纏う空気が緩む。
「なるほど………これが、『尊い』か…」
「え?」
「ゴホン…なんでもない…」
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まっだこ(プロフ) - しーちゃんさん» コメントありがとうございます(人 •͈ᴗ•͈)楽しんで頂き嬉しいですやったー!これ見てめっちゃやる気出ました感謝です!! (2022年10月10日 21時) (
レス) id: 34c9deb42a (このIDを非表示/違反報告)
しーちゃん - いつも楽しませてもらっています！更新頑張ってください！ (2022年10月5日 19時) (レス) @page37 id: c06f6fba38 (このIDを非表示/違反報告)
まっだこ(プロフ) - たろ。さん» コメントありがとうございます🙇更新遅くてすみません…たろ。さんの楽しみにねっていれば嬉しいです! (2022年6月19日 13時) (レス) id: 6f670d7073 (このIDを非表示/違反報告)
たろ。(プロフ) - 更新楽しみにしてます！ (2022年6月1日 14時) (レス) @page26 id: ba071d904f (このIDを非表示/違反報告)
まっだこ - みーさん» コメありがとうございますm(_ _)m私もエースの所は原作もアニメも号泣しました。この話は結構時間をかけて考えたので感動していただき嬉しいです!応援ありがとうございます!頑張ります! (2021年10月12日 21時) (レス) id: 6f670d7073 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まっだこ | 作成日時：2021年8月10日 10時
