ガレーラカンパニーと泣き虫 ページ30
=sideアイスバーグ=
ウォーターセブンの造船会社、ガレーラカンパニーにて。
いつもは市長として、社長としての役割があり忙しいアイスバーグだがたまには初心に帰りたいと現場に向かう。もちろん今日の予定はすべてキャンセルである。
すると現場は大いに荒れていた。
駆け寄ってきた造船、戦闘どちらも腕のいい職人に話を聞くと1億8000万の賞金首がなんの前触れもなく突然1人で現れたらしい。
最近まで世間を騒がせていた麦わらの一味でさえ、ここを訪れた時は合計して1億6000万、その上仲間もいた。
あの一味が弟弟子を連れて去った時、最終的に懸賞金はぐんと上がったが、暫くは1億6000万なんていう億超え海賊団は来ないだろうな〜と話していた記憶は新しいが、まさかこんなにも早く、しかも一人で来るとは…
「ンマー、確かに1億8000万は相当なやつだが、懸賞金と実力は伴っていない可能性もある上、相手は何もしていないんだろ？何故そんなに慌ててるんだ?」
「それは見たらわかります…ほら、この先にいるんだが…」
扉を開けるとその先には、美少女が泣いていた。
思わず扉を出来るだけ素早く静かに閉める。
そして後に詰めかけている職人達を見回す。
「社長!どうすればいいんだっ!」
「むさ苦しい俺らが女と関わりあるわけねーのは知ってんだろ!」
「その上美少女で泣いてるとか!」
「こんな顔のやつが行ったら更に泣かせちまう!!」
そう言いながら全員行きたそうにソワソワしている。確かに、適任はいなさそうだ。
「ちなみにあの子の名前は?」
そう聞くとむさ苦しい大量の男の中から手配書が渡される。
1億8000万ベリー、『泣き虫のA』
もう一度顔を見ると確かに美少女だ。女に飢えすぎた男共の集団幻覚かと思ったが違うようだ。
妙に熱のこもった視線を受けながら、ここは〈社長〉として私情を挟まず、適切な決断を下す。
「ここは……俺だけで行く!!」
そう言って、沢山のブーイングを背に受けながら扉を開け、中に入った。
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まっだこ(プロフ) - しーちゃんさん» コメントありがとうございます(人 •͈ᴗ•͈)楽しんで頂き嬉しいですやったー!これ見てめっちゃやる気出ました感謝です!! (2022年10月10日 21時) (
レス) id: 34c9deb42a (このIDを非表示/違反報告)
しーちゃん - いつも楽しませてもらっています！更新頑張ってください！ (2022年10月5日 19時) (レス) @page37 id: c06f6fba38 (このIDを非表示/違反報告)
まっだこ(プロフ) - たろ。さん» コメントありがとうございます🙇更新遅くてすみません…たろ。さんの楽しみにねっていれば嬉しいです! (2022年6月19日 13時) (レス) id: 6f670d7073 (このIDを非表示/違反報告)
たろ。(プロフ) - 更新楽しみにしてます！ (2022年6月1日 14時) (レス) @page26 id: ba071d904f (このIDを非表示/違反報告)
まっだこ - みーさん» コメありがとうございますm(_ _)m私もエースの所は原作もアニメも号泣しました。この話は結構時間をかけて考えたので感動していただき嬉しいです!応援ありがとうございます!頑張ります! (2021年10月12日 21時) (レス) id: 6f670d7073 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まっだこ | 作成日時：2021年8月10日 10時
