おっと様子が…？ ページ25
結局悩んだ末にオムライスを2人前頼んでくれたが、その後が問題だった。
喋ることがなくなったからだ。
言うてさっきもなかったけど。
二人ともキョロキョロあたりを見回して、目があっては気まずくなる。
周りのお客たちも何だあの二人は？と困惑気味だ。
ということで料理が来るまでちょっと席を外すことにした。
冷静になって思い返してみると私アホになってた。
妹は初老のダンディ店長さんと知り合いらしく先程の席で盛り上がっているので安心。
まあ席を外すと言っても店の窓から小庭を覗くだけだが。
窓に持たれ頬に手をあてて暫くぼおっとしているとどんどん人が集まってくる。
その数6人。話を聞いていると、どうやら週に何度かここの庭を見に集まっているらしい。
食べ物以外にも魅力があるとのことだ。
そんなもんかと思ったかもしれないが、広い店内の中この庭前の窓のスペースに6人密集はまあまあ多いぞ。
「はじめましてお嬢さん、おや涙を流して…大丈夫かい？」
「こんにちは〜…あら!今日は可愛らしいお嬢さんがいるじゃない!」
こんな感じで。
善意を持って(るように見える)多数の人に泣いている理由を深く聞かずに、気を使われて接されることが長い間なかったのでどことなく居心地が悪い。
まあそれがなかった理由はお察しの通りである。
「おや新入りのお嬢さん、そんなに周りを見渡してどうしたんだい?」
「もしかして、あの子を探してる？あの、あなたによく似てるあのお屋敷のお嬢様」
気まずかったのでキョロキョロしていたのでそう勘違いをされる。
さっきあの店長さんと店の厨房に行ったのは見てたので探してはないが、とりあえず頷いておく。
「まあ、この島の中でもここは治安がいいから問題ないだろうな。わざわざ丘の上まで登ってくる観光客は少ない。」
「うん。外の人がここに来ることは珍しいから大丈夫さ。心配しなくても…」
と次の瞬間。
外で先程よりも大勢の気配に立ち上がり傘を手に取る。
突然の私の動きに周りの人たちが困惑する中、発砲音が鳴り響く。
どうやら珍しい観光客がいらっしゃったようだ。
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まっだこ(プロフ) - しーちゃんさん» コメントありがとうございます(人 •͈ᴗ•͈)楽しんで頂き嬉しいですやったー!これ見てめっちゃやる気出ました感謝です!! (2022年10月10日 21時) (
レス) id: 34c9deb42a (このIDを非表示/違反報告)
しーちゃん - いつも楽しませてもらっています！更新頑張ってください！ (2022年10月5日 19時) (レス) @page37 id: c06f6fba38 (このIDを非表示/違反報告)
まっだこ(プロフ) - たろ。さん» コメントありがとうございます🙇更新遅くてすみません…たろ。さんの楽しみにねっていれば嬉しいです! (2022年6月19日 13時) (レス) id: 6f670d7073 (このIDを非表示/違反報告)
たろ。(プロフ) - 更新楽しみにしてます！ (2022年6月1日 14時) (レス) @page26 id: ba071d904f (このIDを非表示/違反報告)
まっだこ - みーさん» コメありがとうございますm(_ _)m私もエースの所は原作もアニメも号泣しました。この話は結構時間をかけて考えたので感動していただき嬉しいです!応援ありがとうございます!頑張ります! (2021年10月12日 21時) (レス) id: 6f670d7073 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まっだこ | 作成日時：2021年8月10日 10時
