才能 ページ44
修行開始から1年たったある日。
「ねえ師匠、今日はどうだった?」
「ふむ。武装色の硬化も安定し、傘にも纏わせれるようになった。
見聞色も状況把握や気配察知が可能…
実の制御も随分と様になってきたの。」
「っ!ということは?!」
「お主の今の実力なら、わらわも安心して送り出せる。今までよく頑張ったの。」
そう言って優しく抱きしめてくれるハンコック。
頭も撫でてくれて嬉しい反面ちょっと照れくさい。
「本当はこのまま離したくないが…明日の朝出港するぞ。新世界まで送ってやる。」
「ありがと、師匠。」
暫くの間、離してはくれなかった。
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「本当に此処でよいニョか？」
「うん。」
「無理しちゃだめだからね!」
「体に気をつけてー!」
「サンダーソニアもマリーゴールドもありがとう!」
七武海の権限で政府専用の道を通り、新世界へとついた。
その辺のお手頃な島に降ろしてもらい、皆と別れの挨拶をする。でもそろそろ行かなくては。
「…A」
「どしたの師匠」
沢山の人の波が割れハンコックが堂々と歩いてくる。
辺りが潮を引いたように静寂が訪れる。
「これが終わったらもうハンコックでよい。これがこの修行の、最後の話じゃ。
…お主は覇王色の素質がある。」
「…え?覇王色って、あの？」
「それ以外何があるというのじゃ。お主は1年前船の上で、わらわの目の前で、初めて発現した。」
「ま…万が一、私に素質があるとして!じゃあなんで覇王色の修行をしなかったの?」
「覇王色は他の色と違い修行でコントロールは可能じゃが強化はできない。強化するにはお主の『人』として成長する他ない。」
師匠の言葉が重くのしかかる。
人としての成長。
私はあの、船で独りで流れていた頃から成長しているのだろうか?
「これからもこの広い海でAの覇王色の修行は続く。師匠であるわらわからの助言をやろう。」
師匠が私の頬を撫で、真っ直ぐ私を見つめる。
「…敵にのまれず、気迫をぶつけろ。お主なら可能じゃ。
過小評価するでない、Aには覇気の、悪魔の実の、努力の、『王』の、才能がある。
…気をつけるのじゃぞ。」
「師匠…」
「も・ち・ろ・ん、ルフィとの『進展』があれば真っ先に報告するのじゃぞ!?」
「…いってきまーす」
「おい!!Aーーー!!!」
ハンコックは空気をぶっ壊す才能があると思いました。まる。
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まっだこ(プロフ) - しーちゃんさん» コメントありがとうございます(人 •͈ᴗ•͈)楽しんで頂き嬉しいですやったー!これ見てめっちゃやる気出ました感謝です!! (2022年10月10日 21時) (
レス) id: 34c9deb42a (このIDを非表示/違反報告)
しーちゃん - いつも楽しませてもらっています！更新頑張ってください！ (2022年10月5日 19時) (レス) @page37 id: c06f6fba38 (このIDを非表示/違反報告)
まっだこ(プロフ) - たろ。さん» コメントありがとうございます🙇更新遅くてすみません…たろ。さんの楽しみにねっていれば嬉しいです! (2022年6月19日 13時) (レス) id: 6f670d7073 (このIDを非表示/違反報告)
たろ。(プロフ) - 更新楽しみにしてます！ (2022年6月1日 14時) (レス) @page26 id: ba071d904f (このIDを非表示/違反報告)
まっだこ - みーさん» コメありがとうございますm(_ _)m私もエースの所は原作もアニメも号泣しました。この話は結構時間をかけて考えたので感動していただき嬉しいです!応援ありがとうございます!頑張ります! (2021年10月12日 21時) (レス) id: 6f670d7073 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まっだこ | 作成日時：2021年8月10日 10時
