05 ページ5
なんなんだコイツは！
てか早く帰ろよ！！
私に気でもあんのか？憑くぞ
キ｢あっはははww｣
なに笑ってんだよ！
｢ちっちゃ｣
｢マジで殺すぞおい｣
で大爆笑、なんなのこいつ
てか敬えよ！歳上だぞ！？
キ｢わりぃwわりぃw んで名前は？｣
｢は？｣
キ｢いや、名前｣
名前？
いや、なにいってんだこの人
｢幽霊に名前があると思うのかね？｣
キ｢え？ねぇーの？｣
｢ないよ｣
キ｢生きてた頃の名前とか｣
｢んなもん忘れたわ｣
｢えー｣と拗ねる何を期待してたんだよ
しかも、拗ね方がまるで子供だな
キ｢じゃあ俺が命名してやろう！｣
｢丁重にお断りいたします｣
キ｢なんでだよ！えーっとそーだなぁ｣
いや考え始めんな
キ｢チェリー☆拓郎は猫に使っちゃったからなぁ｣
え？え？なんて？
猫に“チェリー☆拓郎”？
ネーミングセンス良すぎかよ←
キ｢じゃあ希！｣
｢苗字は？｣
キ｢佐々k…｣
｢違うヤツで｣
キ｢わがままかよ！｣
｢てか、名前なんて要らんよ｣
キ｢いや、要るだろ！｣
｢何故？｣
キ｢俺がお前を呼ぶときに困んだろ！！｣
そして目の前の男はまた｢うーん｣と悩み始める
いや、なんでお前が私を呼ぶんだよ…
キ｢よし！じゃあAだ！｣
｢A？｣
キ｢そそ、意外に気に入ってる名前w｣
男はニヒッと笑った
気に入ってる名前って、動物かなんかに付けるノリかよ
…全く、仕方ないな
｢名前｣
キ｢ん？｣
｢名前を教えろと言るのだ…！｣
キ｢俺知らない奴には名前教えんなって母ちゃんに言われてんだよな｣
｢はぁww？どういう事だ！教えろし！｣
キ｢仕方ないなぁw！俺は清川、まぁ仲間からはキヨって呼ばれてるから、そっちでよろ｣
｢キヨ…か、よろしく｣
キ｢おう、よろしくA｣
手を出して握手を求めてくるキヨ
それに応えて握手をする
キ｢うわ、手汗｣
｢かいてねぇーわ｣
なんて笑い合う午後
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：らい | 作成日時：2018年1月19日 14時
