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春。

 桜もつぼみをつけ始めたばかりの、まだ寒い時節。


 大海原に面した丘に建つ、私立夢ノ咲学院____...

 男性アイドル育成に特化し、綺羅星(キラボシ)のごとき才能に溢れた少年たちを芸能界へと輩出してきた歴史をもつ学院。


 その学院の前を通った他校の生徒は、通り際ハンカチを落としてしまった。

 だが、少女は気付かず自身の中学校へ向かう。

 ハンカチが落ちたのを見た一人の少年が、少女の背後から声をかけた。


「おーい! お嬢さん、落とし物ですよ★」

「!」


 少年の声に振り返り、ハンカチを渡してもらった少女は少し頬を染めながら少年にお礼を言う。


「ありがとうございます...! よ、よかったらお名前...聞いても...?」

「俺?」


 質問のあとに再び この学院の生徒さんですか? と問われた少年は うんそう! と元気良く返し、少女に名乗った。


「俺は明星スバル! 【明】るい【星】で【あけほし】、スバルは片仮名。覚えやすいでしょ♪」


 右手を右胸にあてて高らかと胸を張って答えた明星スバル。

 夢ノ咲学院アイドル科2年A組、部活動はバスケ部、そして所属ユニットはTrickstar(トリックスター)。

 オレンジ色のくせっ毛の髪に、なんど色の綺麗な瞳をもつスバルはキラキラ輝いていて、一目でアイドルだとわかる。

 名前を言ったスバルは少女に顔を近づけ、内緒話をするように少女に言った。


「...で、すみませんっ、突然だけど! お金貸してください...っ!」

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- この作品の続編ですが、最新作はオリジナルフラグが外れておりません。違反行為ですのでちゃんと外して下さいね (2018年8月9日 18時) (レス) id: 93bb7a0f46 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:白銀桜夢 | 作成日時:2017年10月29日 17時

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