毒と棘 3【狗巻棘】

才能 ページ4

………棘？







嫌な、予感がする。





A＞恵はパンダに、野薔薇は真希に電話。
現在地を聞いて。

「「はい！」」




私の気配を察した1年。行動が早い。




棘…







出ない。



2人は…ダメか。





五条先生は？





出ない。


…



五条＞はいはーい、どったの？

A＞良かった、先生、今高専いる？

五条＞いないよ。

A＞分かった。棘達の任務の場所を教えて。

五条＞○×駅近くの中央公園。

A＞了解。








五条＞…これは、棘に何かあったかな。
ま、今のAなら負けることもないか。







A＞2人とも聞こえた？

「「はい。」」

A＞私は先に向かう。恵は場所分かるよね？

伏黒＞はい。








.








釘崎＞…はっやっ！何あれ。呪力使ってる？

伏黒＞多分な。状態変化で生まれるエネルギーを
使ってる…と思う。

釘崎＞そんなの出来るの？

伏黒＞…まぁA先輩ならありえるな。

釘崎＞…流石。





.









A＞棘、真希、パンダ、どこ！！！！！

棘＞A…！

A＞棘！、酷い怪我。
動かないで、今治す。
「白」

棘＞…ありがとう。

A＞…よかった。
真希とパンダは？

棘＞…2人は、あっちのグラウンド。

A＞呪霊の数は？

棘＞1体。

A＞棘はここで待ってて。後から恵と野薔薇も
来るから。行ってくる。

棘＞…うん。







.







真希＞(パンダも私も限界に近い。棘も動けない今、
どうする？)

パンダ＞…真希、俺を一旦囮にして…

A＞真希、パンダ！

真希＞A？！どうしてここに？！

A＞事情は後。「白」
呪霊の特徴は？

真希＞…弱点は真ん中の赤い目。それ以外をいくら切り刻もうが無駄だ。
攻撃は1つ1つ、重い。そして速い。
今は私達を舐めきって余裕ぶっこいて体操してる。

A＞了解、目ね。行ってくる。

真希＞…一瞬で治したな…









A＞おい、そこのクソ呪霊。
私の大切な人達を傷つけたんだ、
覚悟は出来てるんだろうな？

呪霊＞…ｵﾏｴﾓﾖﾜｲ、ﾂﾏﾗﾅｲ、ﾂﾏﾗﾅｲ

A＞…弱い？じゃあ避けてみろよ。

呪霊＞？！

A＞一瞬でなんて祓わない。
ちゃんと痛めつけてから、
死ねよ。

呪霊＞…！！！









.









.









真希＞…差が開いちまったな。

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