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松田side


目を覚ませば、明かりが差し込む窓


元「、、」


隣を見れば裸のまますやすやと眠っているしめ

しめは俺の事どう思っているのだろう

ただの都合の良い奴だと思われてるのだろうか

それとも、

俺の事、少しでも気にしてくれてるのかな



自由に使ってと言ったのは俺だけど

俺じゃない誰かがしめの中にいるのが嫌だ

俺でいっぱいにしたい

俺以外のやつなんて忘れて欲しい



そっとしめのサラサラとした髪に触れる

俺が、もっと早くしめと出会ってれば、、

閑也さんの位置が俺だったら、、

しめも俺もこんなにも傷つかなくても良かったのかな、、



俺の目から涙がこぼれる

それは、しめを自分のものにできない悔しさなのか

はたまた、こんな関係に苦しんでいるのか

何なのか分からない

けど、1度溢れ出た涙は止まることがなかった



自分から言い出したこの関係

しめのためなんて偽善ぶったセリフを言って

ただ、俺が一緒にいたくて

横に置いておきたくて

なのに


この関係性に嫌気が指している俺にもっと嫌気がさす



元「しめ、、ごめん、、」



俺はそう呟くと

しめの部屋を後にした



ただ、好きなだけ

ただ、一緒にいたいだけ

なのになんでこんなに辛いんだろう

なんで、心がボロボロになるまで苦しまなきゃならないのだろう

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作者名:妃愛 | 作成日時:2021年7月23日 16時

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