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中村side


「ほんとにいいの?」

俺がそう聞けば、頷くまつく

『海人が良ければね』


いや、、この会話聞いたら変な事考える人もいるだろうけど、、

俺ら変な事してないからね?

さっきの事もあってなんかいやらしい事想像しないでね?

って俺、1人で何言ってんだろう、、


『ねぇ海人。何ぼーっとしてんの?』

「ごめんごめん」


隣でキャッキャ騒いでいるのは確かにさっきまで落ち込んでいたまつくだった

『俺、ショートケーキがいい』

「はいはい」

どうしてもケーキが食べたかった俺らは宅配してもらえるように注文をしている

「けど、ほんとに食べれるの?」

『うん。それに海人食べてくれるんだろ?』

「いや俺、食えないよ?」

専用のサイトを開けば、ピザやハンバーガーなど美味しそうな食べ物が並んでいる

それをみたまつくがこれが食べたいあれが食べたいと言い出し、冒頭の会話になったのだ

『え〜、、でも食べたい、、』

「はいはい。食えなかったら明日食お」

『やった!! 海人好き』

「俺の事煽ってる?」

『え〜? どうでしょう?』

注文したものが届くまで時間があるからまつくをお風呂に入らせる

あのキスの後に、

普通に驚いた俺はその場から動けなかった

すると、まつくが

『なんか、今日海人がいてくれて良かった』

なんて言って、その後にお腹がすいたとも言い出した

そのなんとも言えない言葉に吹き出した俺とまつく

その時は全然、キスのことなんて気にしてなかったけど、、

「俺、まつくとキス、、」

何気に初キスな気がする、、

告られても振ってきたし、恋人だってできたことないし、、

あの柔らかい唇、、

「、、つ、」

思い出せば思い出すほど顔が赤くなっていく気がする

『何、じたばたしてんの?』

俺がクッションに顔を沈めてバタバタしているとお風呂から上がったまつくが俺の事を不思議そうに眺める

「いや別に?」

『嘘だろ?教えろよ〜』

「だからなんでも無いって」

そう言えばまつくが俺の横腹をこちょこちょしてくる

俺もやり返そうとまつくをこちょこちょする

お互いに何をしてるか分からないくらいぐちゃぐちゃになりながらじゃれ合う

少し疲れて、はっとまつくの方を向けばキスができそうなくらいの距離にあるまつくの顔

まつくもそれに気づいたのか俺の方に顔を寄せてくる

もうすぐキスをする、、

その時



ピーンポーン


その音に俺らは同時に吹き出すと2人仲良く玄関に向かった

〇→←・



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作者名:妃愛 | 作成日時:2021年7月23日 16時

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