crazy love (ページ45)

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松田side

あれから、ご飯を食べたりお土産を見たりしながらブラブラしていると、だんだんと空が暗くなってきた

龍「もうそろそろ帰んなきゃだね〜」

元「だな〜」

龍「、、最後に観覧車乗らない？」

.

クリスマスということもあってか、結構並んでいた観覧車

ようやく乗れたが、前にも後ろにもイチャついているカップルが見える

龍「、、、」

そして、さっきから全く話さなくなったしめ

何か、、あったのだろうか、、

龍「ねぇ、今日もさしてくんない？」

元「え？」

龍「俺を壊してくんない？」

急に口を開いたかと思えばそんなセリフを言い出す

元「別にいいけど、、、」

龍「今日は俺ん家で、、してよ」

その言葉を言うとしめはそのまま一言も喋らずに窓の外を見てしまった

帰りの電車でも俺の言葉に曖昧な頷きはするものの自らが話す事はなかった

.

元「おじゃましま、、す」

1度だけ来たことがある家

俺は、閑也さんの事で泣いているしめを不謹慎ながらにも綺麗だと思ってしまった

その時にしめのことを好きになった

龍「ごめん、、来てもらって」

元「いや、いいよ。俺は俺を自由に使って欲しいから」

龍「うん、、お願い、、」

しめと体を合わせるのはあの日以来

声を我慢しようと口を手で抑えるその手を無理やり剥がす

龍「げん、、た」

元「何？、、」

龍「ごめっ、、」

その言葉にムカついて、さっきよりも激しく腰を振る

龍「しずっ、、、」

その時かすかに聞こえた閑也さんの声

無意識なんだろうな、、

何故か俺の脳内はずっと理性を失わないでいた

.

事が終わり、意識を飛ばしたしめをベッドに寝かしつけると、俺はベランダに出る

冬特有の肌寒い風に身が縮こまる

しめの中で閑也さんの存在が大きいことも知ってる

けど、、

もっと俺の事考えて欲しい

なにかの間違いでいいから俺のものになってくれないかな

龍「元太、、」

ふと声が聞こえて後ろを振り向けば、さっきまで寝ていたしめが起き上がっていた

元「しめ？どした？」

俺がそう聞けば、急にキスをしてくるしめ

しめからしてくれる事なんてなかったのに、、

龍「もっかい、、して？」

その言葉にここがベランダと言うことも忘れてしめの唇に食らいつく

その様子を、、

見られていたとはこの時は知らなかった、、