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松倉side


屋上のドアを開けると、今の俺には似つかわしくないほどの夕焼け空が広がっていた

俺、どこで間違えたんだろう、、

間違えなかったら、こんな目にあってなかったのかな

ポロポロと涙がこぼれ落ちる

これまで、俺を助けてくれた元太に申し訳ない気持ちになる

けど、もう生きてる事が辛い、、よ


フェンスの外に出る

下を見れば、足が竦んでしまうけど、死ぬことに対しての恐怖はない

最後に元太にありがとうっていえば良かったな

と少しの後悔をしたけど、元太なら分かってくれるだろう

目を閉じて息を吸う


『さよ、、なら』


そう呟いて飛び降りようとした時、、


元「海斗!!」


屋上のドアが開いて元太が俺の所へ走ってくる


元「お前っ、、何してんだよ」

『もう、辛い、、死にたい』

元「、、。お前が死ぬなら俺も死ぬ」

『だめだよ、、元太は生きて』

元「海斗がいなきゃ生きてたくない」


そう言って元太は俺をフェンスの中に引っ張り込んだ


元「海斗の馬鹿っ、、」


泣きながら笑う元太に自然と自分の頬も緩む

本当に元太がいて良かった、、

そう思っていると


辰「おーい。お前ら何してんの?」


聞きたくもない声がドアのところから聞こえてきた

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作者名:妃愛 | 作成日時:2021年7月23日 16時

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