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中村side


龍「やっぱ、松田くんイケメンだね」

「あー」


翌日の昼休み、俺としめは体育館のステージのところで昼ごはんを食べていた

まぁ、しめが松田元太を見たいって言い出したからなんだけど、、、


龍「またなんか考えてるよね?」

「いや?」

龍「うっそだ〜」


昨日見た男。どこかで見たことあるなと思いきや多分、松田元太だ。

昨日睨んで来たから分からなかったけどあれはどう見てもあいつだ。

まつくと、どんな関係なんだよ。
てか
なんであいつら知り合いなんだよ、、、


龍「ねぇ、海人顔こわい〜」

「は?」

龍「見て、シュートした」


そう言われて松田元太の方に顔を向けると弧を描くようにボールがゴールへと入っていった


龍「カッコイイ、、、」

「お前、惚れてんの?」

龍「いや? 俺にはしずがいるから〜」


なんて言ってるけど、もう目がハートになっている

あいつのどこがいいんだよ。初対面で睨んでくるようなやつだぜ?


龍「あっ。こっち来る」

「え?」


松田元太の方をむくと確かにこちらに歩いてきた


元「七五三掛先輩と中村先輩ですよね?」

龍「はい!」

元「七五三掛先輩やっぱり可愛い」

龍「そうかな?」

元「はい。俺ちょータイプっす」


こいつしめのこと口説いてるし、、
そんな奴にしめは顔を真っ赤にして照れてるし
ほんとにこいつら馬鹿なの?


龍「元太って呼んでいい? 俺しめでいいから」

元「OKです!中村先輩はなんて呼べばいいっすか?」

「俺?」

元「はい」

龍「うみんちゅとかうみとかでいいんじゃない?」


「ねっ、海人」っと俺ににこりと笑いかけてくるしめ


元「じゃあうみって呼びます!」


いや、勝手に呼び捨てにすんなよ。と、心の中でツッコム

そんなことより、、


「お前さ、昨日の駅のとこいた?」

元「昨日?」

「うん。夜、駅前に、、」

元「いや、部活終わってそのまま帰ったんでいないっすよ」

「えっ、でも、、」

龍「元太がいないって言ってんじゃん」


は?こいつ、なんで元太の味方してんの?
しめを睨むと「元太〜」と言って元太の後ろにかくれるしめ

いや、まじでこいつなんなの?


元「ははっ。じゃあ俺戻りますね」


と言ってしめに手を振る元太


元「あっ、そうだ、」


そう言うと俺の方に近づいてきて


元「海斗、俺のなんで取らないでくださいね」


耳元でそう呟いてそのまま去っていった

元太のその言葉に俺の頭は真っ白になっていった

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作者名:妃愛 | 作成日時:2021年7月23日 16時

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