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松田side



元「お前さ、なにやってんの?」


そう言いながらしめとその男がいる部屋に入る

2人が座るベットの上

しめの服がはだけ背中には赤い印がたくさんついていた

目をまん丸とさせているしめと俺をみて固まっているその男


違うんだ。誤解なんだと言いながら俺の方に近づいてくるその男。

俺より少し高い背

2連で開けられているピアス

海斗を苦しめた張本人


元「もう二度と俺の周りのやつに手出さないって言いましたよね」


そう俺がいえば、しめと繋がりがあるとは思わなかったと言い訳を始める


元「まぁさ、そんなんどうでもいいからさっさと出てってくんね?」


俺がそういえばそさくさと荷物を持って部屋を後にする男

なんでコイツはこんなにも人を苦しめる

なんで、俺の周りのやつばっか、、


龍「元太、、?」


ドアの前で唇を噛み締めていると、服を治しながら俺に近づいてくるしめ


龍「なんで、、いるの?、、」

元「お前さ、あいつに何されたの?」

龍「えっと、、」

元「その跡はあいつがつけたの?」

龍「、、わかんない、、」

元「分かんないってなんだよ、、」

龍「誰にされたかなんて、覚えてない、、」


誰にされたか覚えてない?

それってどういうことだよ


元「あいつ以外にも関係持ってるやついんの?」

龍「うん、、。」

元「なんで、、、」

龍「しずがいなくなってから、俺の心がぽっかり空いたみたいになって。寂しくて辛くて。」

元「、、そんときにあいつと出会ったのか、、」

龍「辰哉は悪くないよ。ただ、寂しいなら俺のところにおいでって言ってくれただけ。辰哉を受け入れたのは俺だよ。でも、1人じゃ物足りなくて、、」


悔しかった。しめに出逢った時から、しめの事を守りたいって思ってたのに

なんで、、、あいつなんだよ


元「俺じゃ、、、」

龍「え?」

元「俺じゃ、そのしめの傷癒せない?あいつの変わりは無理?」

龍「元太に、汚れて欲しくない。」

元「俺はしめのためなら汚れたって構わない」


俺がそういえば下を向くしめ

そして、しばらくすると鼻を啜るような音が聞こえる


元「しめ、、」

龍「元太、、俺を満たして」

元「え、?」

龍「俺の傷癒して、、、」



そう。この言葉が俺としめの関係を、、いや。

うみと海斗の関係も壊すこととなることを俺はまだ知らなかった

〇→←・



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作者名:妃愛 | 作成日時:2021年7月23日 16時

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