crazy love (ページ29)

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中村side

龍「ねぇ、海人？」

「ん？」

龍「俺、帰ろっかな」

「しんどいの？」

龍「なんかね〜」

閑也と別れて以来

しめが学校に最後までいることが少なくなった

欠席、早退、遅刻。

これまで皆勤賞レベルで学校に来ていたしめとは大違いだった

それに、いつも目にくまができている

「大丈夫なの？」

龍「ん〜。わかんない、、じゃあ俺、帰るね」

そう言ってそそくさとカバンを持って教室から出ていく

それと入れ違いになるように元太が入ってきた

元「またしめ帰ったの？」

「うん。なんかしんどいらしい」

元「何もなければいいけどね」

「だな〜」

元「しめの後ついて行こうかな、、」

「え？お前ストーカーにでもなるつもり？」

元「いや？けど、なんか引っかかるんだよな、、」

「元太がついてくなら俺も行く」

元「俺、信用ない感じ？」

「元太に何かあったら嫌だから」

俺も元太の言う通りしめに何かあったんじゃないかって思い始めていた

いつもよりあからさまに反応が遅かったり

声をかけただけでビクついたり、、

絶対に何かを隠している

「じゃあ俺らもサボりますかー」

元「違う。先輩守るため。サボる訳じゃないの」

そういう元太と共に教室をでる

しめが帰ってから少しの時間しか経ってないから、まだ間に合うだろう

「まっすぐ家帰ってればいいけどな」

元「うん」

学校をでて駅の方へ向かう

少し探さないといけないかと思っていたら案外あっさりと見つかった

声をかけようかと思ったが、何故か元太がそれを止め本当にストーカーみたいにしめの行動を監視していた

元「なんか、普通」

「だから、声かければいいじゃん」

元「いや。だめ」

そんなやり取りをしながらしばらくしめのあとを追う

本当に何もないようで安心していた

元「あれ、、、」

しかし、元太の怒りを含んだような声が近くから聞こえ元太の視線の先を見る

すると、しめが男の人と腕を組みながらどこかへ入っていった

「知り合い？」

元「あいつ、、しめにまで、、」

「えっ？」

元「うみはここにいて。俺、あいつ殴ってくる」

「いや、ちょっと待てよ」

そういう俺の声も聞かず元太は2人のあとを追っていった

俺は全く状況が読み込めずただ呆然としていた

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次からしめげんのお話も登場してきます

しめげんの話を〇、松村の話を･で表します！

松村の話がかけてなくてすみませんm(*_ _)m

By妃愛