crazy love (ページ18)

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☆ ページ18

七五三掛side

龍「ねぇ、観覧車乗らない？」

俺のその言葉に、少し顔を曇らすしず
今日会った時からそんな顔をする
もしかしたら、別れようって言われちゃうのかな

「いいじゃん、2人で乗ってきなよ」

龍「海人はいいの？」

「俺のことは気にすんな。2人で行けよ」

龍「ありがとう〜。しず行こ！」

閑「おう」

俺が手を掴むと嫌がるように力が入る手

やっと会えたのに
なのになんでしずはそんなに暗そうな顔するの？

いつもなら、俺の方を見て優しそうに笑ってくれるのに

お互いに話さないまま観覧車に向かう

それが辛くて怖くて、、

龍「グスッ､､､」

閑「えっ､､しめ？」

龍「俺のこと、、ｸﾞｽｯ、、嫌いになった？」

閑「なんで？」

龍「いつもよりも冷たいじゃん」

閑「それは、、」

そう言って言葉をつまらすしず

ほら、俺のこと嫌いなんじゃん

そう思えば溢れ出す涙

ずっと好きでいたのは俺だけだったのかな

閑「しめ、聞いて？」

龍「やだ。別れたくない、、ｸﾞｽｯ」

閑「しめが可愛くてさ」

龍「え、、？」

閑「なんか直視出来なかったというか、、」

龍「ほんとに？」

そう聞けば、照れるように頷くしず

良かった。俺、嫌われてなかった

閑「ほんとにしめは泣き虫なんだから。ほら、行くぞ」

そう言って俺の手を引っ張ってくれるしず

昔から、俺の手を引っ張ってくれるのはしずでしず以外は嫌だった

昔よりもたくましくなったその背中が少し眩しくて
とてもカッコよかった