crazy love (ページ17)

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中村side

元「なんで、うみ先輩しかいないんだよ」

遊園地に行った次の週初め

教室に1人でいた俺を見つけて、元太がそういう

観覧車から降りてきた2人はそのままお泊まりデートをしてくるとか言い始め、1日だけ学校をサボるらしい

「しめ彼氏とデート行ってるから」

元「え〜。俺、しめのこと狙ってたのに」

「は？まじ？」

そんなことを言い始める元太を睨む

こいつ、まつくという人間を近くに置いときながらしめにまで、、、

元「そんな睨まないで下さいよ。この前のあれは、、ほんとに申し訳ないっす」

「この前？」

元「俺、海斗のことになるとほんとにダメで、、」

きっとこいつが言いたいのは睨んですみませんってことだろう。

「いいけど。まつくの事好きなの？」

元「いや。けど、俺が守んなきゃ、、」

そう言葉を濁らす元太
きっと言い難いことでもあるのだろう
そう思い深堀をするのをやめる

「てか、なんでお前しめにはタメ口なんだよ」

元「仲良いからに決まってるじゃないすか！良ければうみ先輩もタメ口で話しましょうか？」

「遠慮しとく」

元「え〜。なんか先輩冷たくないですか？」

「いや。お前が暑苦しいだけ」

そういうと、先輩〜なんて言いながら擦り寄ってくる元太

こいつ、そこまで悪いやつじゃないのか？

元「海斗の事、ちゃんと守ってくれます？」

「え？」

急に元太が真面目な顔をしてそんなことを聞いてくる

元「何があったかは言えない。けど、うみ先輩になら任せれそうな気がする」

「俺でいいの？」

元「うん。うみ先輩だからいい」

「守るよ。絶対に」

俺がそういうと、ニコリと微笑んだ元太

まつくに何があったのか、俺は知らない

あの日、俺が思うほどまつくはピュアじゃないと言われた

どんなことがあったって俺は絶対にまつくを守ろう

元太が俺になら任せれると言ってくれたのだから

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ここまで、中村くん中心でお話を書いていましたが、

次から七五三掛くん中心でお話を書いていきます

By妃愛