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中村side


学校につくと待ってましたとでも言わんばかりに俺に擦り寄ってくるしめ


龍「あの子誰?」

「何が?」

龍「ほら、海人が手繋いでた子」

「見てたの?」

龍「そりゃ俺、海人ん家のすぐそばに住んでるんだもん」


幼なじみのこいつと閑也の家は近所で小さい頃から一緒に遊んでいた

まさか、、見られてるとは、、


龍「恋人?」

「そんなんじゃねーよ」

龍「え〜じゃあどんな関係なのよ」


しめがうざったらしくそんなことばかり聞いてくる

いい加減うるさくて頭に拳をぶつけると涙目になって俺を睨んでくる

いや、お前のせいだろ

そんなことを思っていると


元「しめ〜。来たよ〜」


今、1番会いたくなかったやつが姿を現す

てかなんでこいつはしめに対してタメ口なんだよ

てか俺もいるんですけど


龍「元太〜。そうだ、こいつね俺の事殴るの」


しめはそんなことを言いながら元太に抱きつきに行く

いや、こいつ閑也って彼氏がいるんだろ? なんで元太にそんなに馴れ馴れしくしてるんだよ


元「うみ先輩、しめのこと殴っちゃあダメじゃないですか」

龍「もっと言っちゃえ」

元「しめ痛くない?」


コイツら見てたらほんとに腹が立つ

元太なんて、まつくに好かれてるって言うのにしめにまで手を出して、、

ほんとにイライラする


「お前ら二人でやっとけ」


俺はそう言うと、カバンを持ち机から立ち上がった

こいつらの相手してたらいつかブチ切れそうだ


龍「え? 海人帰るの?」

「悪い?」

龍「俺が1人になっちゃう〜」

元「じゃあ俺、一緒にいますよ」

龍「元太やっさし〜」


なんなんだよコイツら、、

怒りを通り越して呆れてくるわ

今日はコイツらと一緒にいる気になれなくてイチャコラしてる2人の横を通り過ぎようとする

すると


元「うみ先輩」


元太が俺を呼び止めた


「何?」


そう聞き返すと、また俺の耳元に口を寄せて


元「お前、何様のつもりで海斗と仲良くしてんの?」


そう言いながら俺をギロリと睨んだ

しかし、次の瞬間


元「さようなら、うみ先輩」


なんてにこやかにそんなことを言ってきた

この元太の姿に心臓がどくりという音を鳴らした

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作者名:妃愛 | 作成日時:2021年7月23日 16時

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