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「───ゆっくりしてください」
「は、い」
「さっ、腰掛けて」
そういうと豪勢な椅子を引いた。
───落ち着けるわけあらへん！！！！
え？！Aってお金持ちなん？！
佐藤さんに頼まれて『お爺』って人に電話をして何故か今この状況。
「ああ、もうお金持ちではありませんのでご安心を」
「もう？」
「まだ、なにも聞いてないんですね」
困ったように笑うと俺の隣に腰掛けるお爺さん。
「お嬢のご両親は、お嬢の目の前で命を奪われたんです」
「・・だからか」
紫耀が倒れた時、妙に焦った彼女を思い出してやっと合点がいった。
(───・・俺には想像もできん)
「基本的なことは教育いたしましたが」
あの子、やたらと人を見る目が冴えてるでしょう？
そう言われて頷く他ない。
怖いくらいに人を見ていて、洞察力がある。
「犯人はご両親の古くからの友人でしてね、きっとそこから敏感になっていったんだと思います」
ここまで話を聞いても正直、現実味がないようなことばかりで。
でもなんで彼女があんなに強くて頼れたのか、
やっと、わかった気がした。
「───これからもお嬢をよろしくお願いしますね」
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m(プロフ) - kaxx23skさん» ありがとうございます！がんばりますね！ (2019年1月2日 23時) (
レス) id: cd474f0c12 (このIDを非表示/違反報告)
kaxx23sk(プロフ) - 更新楽しみにしてます！！！ (2019年1月2日 21時) (レス) id: a50c63b20c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：m | 作成日時：2018年12月25日 0時
