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98 おっさん ページ48

「あ、折原さん?」


買い物帰り、センラさんと同じ車両に乗り合わせた。それも真正面に。
これは話しかけるしかないな、と思って話しかけたのに


「……うわ、A……」

「うわってなんですか」


めちゃめちゃ微妙な反応をされてしまった。


「髪とか大してセットしてへんから会いたくなかってんけど」


髪を指にくるくると絡めるセンラさん。女子か?


「べつに……いつもとあんまり変わらないですよ」

「いーや、いつもはもっとイケメンやねん、俺も。」


拗ねたように口を尖らせてそう言うもんだから、少し可愛らしく見えるなぁ、なんて。

それを絶対に悟られないように、わざと冷たく接するのだが。だって、もっと拗ねるに決まってるし。


「あー……はいそうですね」

「はは、なんやねんそれ。
流されたような気ぃするけど……。ま、ええわ。
……あ、そや、Aに聞きたいことあってん。」


あ、と思い出したようにポケットのスマホに手を伸ばしていた。


「聞きたいこと?」

「俺、その日ちょっと用事あって朝早くに行かなあかんとこあるんやけど、その後で良かったらついでに拾ってこか?と思て」

「あ、本当ですか?ありがたいです。
私、朝弱くて。」

「ん、了解。じゃ、朝10時でええ?」


流石社会人。要件と時間をすっごくわかりやすく伝えてくれる。まぁ私の近くに常識人がすぬないだけなんだけど。

多くの場合、要件と時間のどちらかのみだ。困る。

そらるさんに以前呼び出された時。
教えてくれたのは場所と時間だけだったし。

坂田さんはゲームしない?と言われ、結局ギリギリまで未読無視だった。


……よく考えたら、正常な人が少ない方がおかしいんだけど。


「はい、ありがとうございます。
えーっと、リハ……は、6日後?でしたよね、確か。」

「そやで。ライブまでもう1ヶ月切ったし、ほんまに時間のスピードエグいよなぁ……」

「ですね、すっごくわかります。
一日の過ぎるスピードおかしいですよね。
小さい頃は1日なんて足りないくらいだったのに」

「すぐにオッサンになるような気がして嫌やなぁ」

「わかります」

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Silvermoon(プロフ) - うんうん、ストーリーにどんどん引き込まれて行く感覚…良い作品ですね。 (*^_^*) (2020年6月14日 10時) (携帯から) (レス) id: 5e24cae7de (このIDを非表示/違反報告)
しゃけ(プロフ) - イチゴいちさん» 本当ですか!ありがとうございます、とっても励みになります!これからもよければぜひ宜しくお願いします!! (2020年5月22日 21時) (レス) id: 50565df300 (このIDを非表示/違反報告)
しゃけ(プロフ) - Silvia Silvermoonさん» すみませんありがとうございます、直させていただきましたド忘れしてましたすみません! (2020年5月22日 21時) (レス) id: 50565df300 (このIDを非表示/違反報告)
Silvia Silvermoon(プロフ) - あ、続編に移行されたんですね、おめでとうございます。1つ質問…名字…前には任意で変えられましたが今回は固定なんですね^^;;; (2020年5月22日 13時) (レス) id: 2333e0e3ce (このIDを非表示/違反報告)
イチゴいち - 続編おめでとうございます!なんと…初コメなんですが。しゃけさんのシリーズいつも楽しく読ませて頂いてます。更新頑張って下さい(`・∀・´) (2020年5月20日 17時) (レス) id: 86b9e23d57 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:しゃけ | 作成日時:2020年5月20日 4時

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