91 げーーむ ページ41
「それで、この前センラさんと一緒に、ケーキ食べて!とっても美味しかったんですよ!」
「ふぅん……。俺も誘ってくれたら良かったのに」
「あれ、なるせくん達も食べたかったんですか?」
「……まぁね。次からは俺らも誘ってね」
「了解しました!」
今日はまふさん、そらるさん、なるせくんと一緒にゲーム。完全にプライベートだ。
「あっ、右から敵来てるのでお願いします」
「はぁい、俺行きまぁす」
「俺も着いてくわ、なるせ」
「そらるさん来るなら俺いる意味あります?」
「あ、正面からもだ。まふさんお願いできます?」
「任せて、マツリさん!」
3人が頑張っている間に、私は体力を回復しておく。実は結構ギリギリだった。
……ふぅ。さて、次は敵、どこから来るかな
あ、左か。
1人でも倒せそうだし行こ。
1匹目、2匹目、3匹目、4匹目……。
よし。
「……え゛っ」
「どうした、まふ」
「マツリさん……めちゃめちゃ上手くないですか?」
「敵、弱かったので」
「結構強めじゃないか……?」
……私が上手いのではなく、敵が弱かっただけだ。
結構すぐ倒せたし。
赤子の手をひねるようなものだ。
っわ、危な。罠置いてて良かったぁ……。
「あ、まふくんそこ左」
「えっ?!……あっぶなぁい、敵いたんだ、気づかなかった。ありがとう」
「いーえ。」
視界の端で口を半開きにしながらゲームしているこの男。
”あっぶなぁい”など言っているが、実際は容赦なく撃ち殺している。絶対思ってない。
「……あ、そうだ。次の土曜日、打ち合わせだから遅刻しないでね。
僕いっつも1番で寂しいから出来れば早く来て」
唐突だな。……ていうか寂しかったのか。
到着する順番なんて、いつも後ろから数えた方が早いから知らなかった。
「ごめんまふくん、その日俺寝坊するから遅くなるわ」
「右に同じく」
「あ、じゃあ私も」
「ちょっと?!」
……まぁ、いつも10分前とかだから、もう少し早く着いておこうかな。
「まふ、拗ねんなよ」
「そうだよまふくん、冗談だよ」
「……どっちも不安なんだよなぁ」
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Silvermoon(プロフ) - うんうん、ストーリーにどんどん引き込まれて行く感覚…良い作品ですね。
(*^_^*) (2020年6月14日 10時) (携帯から) (レス) id: 5e24cae7de (このIDを非表示/違反報告)
しゃけ(プロフ) - イチゴいちさん» 本当ですか!ありがとうございます、とっても励みになります!これからもよければぜひ宜しくお願いします!! (2020年5月22日 21時) (レス) id: 50565df300 (このIDを非表示/違反報告)
しゃけ(プロフ) - Silvia Silvermoonさん» すみませんありがとうございます、直させていただきましたド忘れしてましたすみません! (2020年5月22日 21時) (レス) id: 50565df300 (このIDを非表示/違反報告)
Silvia Silvermoon(プロフ) - あ、続編に移行されたんですね、おめでとうございます。1つ質問…名字…前には任意で変えられましたが今回は固定なんですね^^;;; (2020年5月22日 13時) (レス) id: 2333e0e3ce (このIDを非表示/違反報告)
イチゴいち - 続編おめでとうございます!なんと…初コメなんですが。しゃけさんのシリーズいつも楽しく読ませて頂いてます。更新頑張って下さい(`・∀・´) (2020年5月20日 17時) (レス) id: 86b9e23d57 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しゃけ | 作成日時:2020年5月20日 4時