108 まじ？ ページ8
上手い具合にドッキリが進んだ。
ナイス、坂田さん。
騙されにくい坂田さんが引っかかってくれたお陰で、他の人もまとめて騙されてくれてる。
「あれ、もしかして僕にドッキリでもかけてます？やだなぁ、んなの引っかかる訳ないやんかぁ、もう！」
「ドッキリ……？」
「えっ、ちゃうん？！」
楽しくて、ついニヤケてしまいそうになるが、口元を袖で隠して誤魔化す。
と、まふさんが動いた。
「えーと……。スタッフさん、どうされました？」
わざわざ立ち上がり、まふさんがスタッフさんの近くに行く。
が、スタッフさんはガン無視。表情だってピクリとも動かない。
役者でもしてたの？ってくらいに演技がうまい。
「……？す、スタッフさん……？」
「……無視するのはあかんやろ、スタッフさん？」
「？無視って……？」
「……え？
……なんか様子おかしない？」
「えーっと、ちょ、ちょっと待って、よくわからんわ、整理さしてくれへん？」
そろそろ私も動いた方がいいかなぁ。
撮れ高的に。
「……す、スタッフさんたちって、私の事見えてないん、ですかね」
「見えてない……のかな。そんなこと、現実であるのかはわからないけど」
「……、スタッフさんだけじゃなくて、リスナーにも見えてない、みたいなことになったらどうしましょう
私はまだしもまふさんは、居ないと駄目じゃ」
「そんなこと、ないでしょ……。って、思うけど」
「でも今、現に普通じゃないことが起こってるよ？」
「……僕らの姿がスタッフさんたちに見えないなんて」
「どうしたら……」
「……。」
楽屋内に沈黙が流れる。
すると、まふさんに服の袖を引っ張られた。
そして時計見て、というように顎で時計の方をさしていた。
結構時間は経っている。撮れ高十分、ということだろう。
私はそれに"あとはよろしくお願いします"と、袖を引っ張り返した。
「僕ら、いつまでこのままなんでしょうか」
「……ですね、」
「……ほら、俺らはお前らのこと見えるみたいだし、なにか方法が、」
「いっそのこと、バラしませんか」
「うん、そうですね、まふさん、」
「え？」
「ドッキリ！大成功ー！」
「は？」
「撮れ高十分ですね！」
「……うわぁ」
「マジで？」
「やられた……」
ハイタッチするまふさんと私に、皆は冷たい目を向けていた。おもしろ。
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ちょこ - 終わってます！戻ってきてください！続き楽しみに待ってます！ (2022年5月25日 17時) (
レス) @page13 id: 5ad0b4ef6a (このIDを非表示/違反報告)
ハクグン(プロフ) - お疲れ様でした、これからもどこかで生きていてくださいると嬉しいです。またいつか会えたらいいな… (2020年10月3日 0時) (レス) id: d2ad143a92 (このIDを非表示/違反報告)
Silvermoon(プロフ) - ん？ここで終わるの？何か唐突に終わったんですね（＞＜。）。。更新停止にしておいて続きを更新した方が良かったのに… (2020年8月4日 9時) (携帯から) (レス) id: 5e24cae7de (このIDを非表示/違反報告)
しゃけ(プロフ) - Silvermoonさん» ありがとうございますとっても励みになりますすごく元気が出ましたありがとうございます！！！！ (2020年7月23日 23時) (レス) id: 50565df300 (このIDを非表示/違反報告)
Silvermoon(プロフ) - 続編お疲れ様です。読んでて楽しいです(*^_^*)更新は大変でしょうけど、楽しみに待ってますね。 (2020年7月20日 10時) (携帯から) (レス) id: 5e24cae7de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しゃけ | 作成日時：2020年7月20日 1時
