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六羽 ページ8

あー。

迷った。

ここ広すぎるだろぉ!

って、早く戻らないと試合が始まってしまう!

………しょうがない、あいつに頼るか。

『ユグドラシル、今いいか?』

?『…何用だ、小鳥』

こいつはユグドラシル。

昔々の大昔、僕に寄生した世界樹の一部だ。

一言で片付けるなら地上に生えた世界樹の意思。

………自分でも何言ってるかわからなくなってきた。

まあでもこいつ、一度人間滅ぼそうとしたの。

しかも自分の命の一部にしようとしてやがった。

信じられない。

そう思った僕は奴と契約をした。

こいつは人間を滅ぼさない。

かわりに僕はマナを渡す、と。

破ったらどうなるかって?

知らない方がいいこともあるんだよ。

まあ、それはいい。

それはいいんだが………

こいつが!マナ大量に奪ってくせいで!成長できないの!

マナはエネルギー。

それがなくなれば戦闘も成長も生きることさえできない。

それは動物も、ヒトも、神でさえも同じだ。

そんで僕はそのマナを、この野郎に持っていかれている。

生きるためとか戦闘とかにマナを回していたら、成長方面に回すマナが足りなくて………

つまりずーっと小鳥なのもこいつのせい!

『闘技場のところまで行きたいけど道がわかんない。教えて』

このくらいなら正当だよなぁ!?

ユグドラシル『……小鳥、そんなことのために我を呼んだのか…』

もう察していると思うがこいつは神々に比べてプライドが高くない。

なのでいいパシリになってくれる。

ユグドラシル『誰がパシリだ』

悪い悪いw

ユグドラシル『………はあ、もういい。連れていってやるから身体貸せ。そしてマナ寄越せ』

『はいはい、わかってるわかってる』

僕の返事に満足そうに頷いたユグドラシルはヒルデ達のところへ転移していった。


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ユグドラシル

本体は木のため意識のみがファノンの身体に宿っている。

ファノンよりもずっと長く生きている。

そのためいつしか枯れ果てることを恐れ、他の生命を吸い取り生き長らえる怪樹と成り果ててしまった。

その時一際数が多く質の良い人間に目を付けたがファノンと契約し彼の生命エネルギーを啜る。

人間のものよりもずっと美味いらしい。
 




ユグドラシルもまたファノンの長い旅で何かが変わったようで………?

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わらび餅〜桜風味〜 - はじめまして(大遅刻)。この度は私の作品を読んでくれてありがとうございます。ここでいうのもおかしいですが、これからも暖かい目で見てくださると助かります。 (8月1日 13時) (レス) id: 50ab859c9a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:わらび餅〜桜風味〜 | 作成日時:2023年7月25日 20時

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