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五羽 ページ6

『えーっと、これはどういう状況でしょうか』

ブリュンヒルデ「質問はなしで」

『はい』

えー、こちらファノン。

戻ったら怒りオーラマシマシのヒルデに出迎えられました。

うん、ガチ怖い((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル

え、ゲル?

僕の服の裾をつかんで震えてるよ。

ブリュンヒルデ「兄様、貴方はこんな体調でラグナロクに出るつもりだったのですか?」

『いや、さっきのは疲れたから倒れただけであって体調が悪いわけではないよ』

ゲル「原因は誰ッスか?」

『クソ太陽神』

ブリュンヒルデ「でしょうね………」

同情の目を向けられた。

ブリュンヒルデ「はあ………とりあえず兄様の出番は後にしますので、ゆっくり休んでください」

え、僕の出番は二回戦だったんだ。

なら少し順番が変わってしまうが大丈夫なのかな?

『二回戦の闘士は決まってるの?』

ブリュンヒルデ「ええ、兄様のつもりでしたが逆に好都合かもしれません」

うーわ、人の悪い笑みを浮かべてる……

これなら大丈夫そうだね。

あと!

『ヒルデ、また昔みたいに呼んでくれて嬉しいよ。少し堅苦しくて嫌だったんだ。これからもそう呼んで欲しいな』

そう言ったとたんにヒルデの顔が赤くなっていく。

………無意識だったんだ。

ブリュンヒルデ「わ、かりました………兄様…」

ゲル「あっ、ボクもそう呼んで言いッスか?」

『いいよー、むしろお願いしたいよ』

そう言いつつヒルデとゲルの頭を撫でる。

………ヒルデの場合僕よりも背が高いから飛びながらだけど。

くっそ、成長しないのがここまで響いてくるなんて!

ヒルデ達は恥ずかしそうにしながらも拒絶はしなかった。

それでいい。

君達が気を張りすぎるのはよくないよ。

張りつめた糸は、すぐ切れる。

………まあ、言っても聞きはしないだろうけど。

『僕はもう行くね。じゃ、また後で』

それからしばらく二回戦をしっかりと見るための場所を探して彷徨っていた。

………少し迷ったのは内緒。

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わらび餅〜桜風味〜 - はじめまして(大遅刻)。この度は私の作品を読んでくれてありがとうございます。ここでいうのもおかしいですが、これからも暖かい目で見てくださると助かります。 (8月1日 13時) (レス) id: 50ab859c9a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:わらび餅〜桜風味〜 | 作成日時:2023年7月25日 20時

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