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グクSide
｢スヒョン？どうしたの？｣
スヒョン｢お腹…空いちゃった。｣
｢お腹空いたのね？
じゃあ料理作るから、椅子に座って待っててね。｣
スヒョン｢うん！分かった。｣
そうして、お互いご飯を食べ続けた。
一方2025年のチャンミンは、あの後、
いつもと変わらない生活を送っていた。
チャンミン｢ふぅ…、トレーニング厳しいけど、
筋肉良い感じ♪｣
とあるトレーニングルームで、休憩していた。
“チャンミン、大好きだよ。”
チャンミン｢(あ、この声…どこかで聞いた事あるけど、
思い出せない…。でも、この声聞くたびに、
心温まる♪)｣
そう思っていた。この後、気持ちを切り替えて、
トレーニングを再び始めた。
｢…完成、間に合わなかった…。｣
虚しい目で、無意識につぶやいた。
スヒョン｢ん？｣
｢…何で…間に合わなかったんだろう。
どこか間違ってたのかな…。試行錯誤の日々で…、
中々成果が出てこない。やっぱ僕…
才能なんてないのかな…。｣
徐々に涙があふれてきた。
スヒョン｢グク兄…？｣
｢僕なんて…僕なんて……、良い所ない。
博士みたいに上手くなりたい。
だけど、何で追いつかないんだろう…。｣
うつむいて、泣き続けた。
｢博士に…会いたいよ……。涙｣
すると、スヒョンが僕の背中をさすってくれた。
スヒョン｢大丈夫だよ。グク兄。元気出して？
大丈夫大丈夫。僕がそばにいるからね。｣
｢…スヒョン…。｣
すぐにスヒョンを抱きしめた。
｢ありがとう…。そうだな、スヒョンが
なぐさめてくれたおかげで、僕、元気出たよ。｣
涙を拭いて、スヒョンに微笑んだ。
スヒョン｢ふふ、良かった♪ご飯、残ってるよ。｣
｢あ、そうだね。笑｣
そうして、お互い食べ終えて、1日を終えた。
ある日の夜、僕はお手洗いをすませて、
寝室に向かった時だった。
｢…ん？あの部屋は…。｣
近づくと、ナム博士が作った倉庫だった。
｢倉庫か…。見てみようかな。｣
そしてドアを開けて、中に入った。
電気をつけて歩いたら、見たことない物に目が入った。
｢これは…何だろう…？｣
よく見ると、隣に説明書が置かれていた。
内容
｢これは、1粒で1年生きられる薬だ。
1年に1回だけ飲む事。飲みすぎると、
副作用が出るので、要注意。｣
以上
｢この字…博士の字だ。いつの間に作ってたの…？｣
僕が小さい時から、密かに作り続けていた。
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作者名：りな | 作成日時：2019年11月16日 1時
