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グクSide
｢ねぇ、まだタイムマシン出来ないの？｣
タイムマシン作ってるナム博士に問いかけた。
ナム博士｢ごめんな…、後もう少しで出来るからな。｣
そう言われた途端、頭に血が上った。
｢…はぁ、もういいよ。何年もその言葉聞いてきたけど、
限界。1人で行くからどいて。｣
ナム博士｢駄目だ。完成してないから、我慢しなさい。｣
｢嫌だ…！また何年ってかかるんでしょ？
もう耐えられないよ！｣
ナム博士｢グク…！落ち着きなさい。｣
｢落ち着くもんか…！博士なんか大っ嫌いだよ！｣
そう言いながら、ナム博士をどかせて
タイムマシンに乗った。
ナム博士｢あぁ！やめろ！降りろ！グク…！｣
徐々に光が出てきて、眩しく光った。
ナム博士｢うっ…！｣
目を開けると光は消えて、グクもいなくなっていた。
ナム博士｢あぁ…なんてことだ…。｣
ひどく落胆した。
回想終わり
それ以来、グクは2025年の世界にやってきて
1人でいた。
｢行ける事はできたけど…、2019年に戻れない…。
しかも、博士に通信出来ない…。どうしよう…。｣
気分が不安と恐怖におちいった。
時間が過ぎて夜になり、
街灯しかない一本道を歩いていた。
｢(勝手に乗ってしまった自分を殴りたい。
ホントにもう、何で大っ嫌いだなんて
言ったんだよ…。)｣
すると、遠くから歩いてきたチンピラ共と
肩にぶつかった。
チンピラ1｢痛ってぇな。ボケっとしてんなよおい！｣
僕に向かって徐々に距離縮めて、怒鳴り散らした。
チンピラ2｢謝れよ。
おめぇがよそ見してたんだからよ。｣
僕の周りに囲んで、にらみ続けた。
｢…フッ、うるさいな。｣
チンピラ3｢あ？んだと！？生意気言いやがって！｣
そう言いながら、僕の頬に殴られた。
その衝撃で倒れた。
チンピラ1｢ハッハハハ…、弱っちいなおめぇはよ。｣
チンピラ2｢ったくムカつくんだよ！｣
すると、チンピラ共は倒れた僕を蹴り続けた。
｢うっ…。｣
痛みに耐えきれなくて、限界を感じたその時、
遠くから声が聞こえてきた。
“やめろ！いじめるんじゃないよ！”
すると、チンピラ共は止まって、
声がした方向に振り返った。
僕の前に現れて、守ってくれた。
男｢この子に殴るんなら、俺にかかってこい！｣
チンピラ1｢はぁ！？容赦しねぇぞおら！！｣
そして戦い続けた後、チンピラ共が降参した。
チンピラ2｢クソッ…、覚えてろよ！｣
すぐに走り去って行った。
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作者名：りな | 作成日時：2019年11月16日 1時
