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グク｢あ、食べるよ♪｣
そうして、お互い朝食を食べ終えた後、
グクは研究に没頭し、スヒョンは外で遊んでいた。
ナム博士｢(残り…1週間か。
最後に…伝えたい事書こう。)｣
最後の力を出し切って、超能力を使った。
空中に紙とペンが出てきて、ひたすら書き続けた。
そして終わった後、封筒にしまって、
隣にある机の引き出しに入れた。
ナム博士｢(ふぅ…、これで大丈夫。)｣
そうして、目を閉じて深く眠った。
一方スヒョンは、草の上でゴロゴロしたり、
遊んでいた。
スヒョン｢楽しい…！おひさまが出てる♪｣
林冠(りんかん)から、
太陽の光がキラキラと輝いていた。
スヒョン｢ん？あ！うさぎだ！｣
遠くに1匹のうさぎがいた。
興味津々で、うさぎを追いかけた。
すると、うさぎは気づいて逃げ続けた。
スヒョン｢待って！うさぎさん遊ぼうよ♪｣
逃げているうさぎを追っていたら、
巣穴に入ってしまった。
スヒョン｢あ、穴に入っちゃった…。まぁいいか♪
家に帰ろ…、ここは…どこ…？｣
振り返ると、どこだか知らない場所に来ていた。
スヒョン｢え、家…どこだっけ…。｣
ウロウロしながら、あっちこっち探した。
スヒョン｢グク兄に怒られる…。早く帰らないと…！｣
回想
グク｢あまり遠くに行かないように。
なるべく、家のそばで遊ぶんだぞ？｣
回想終わり
スヒョン｢あぁ…どこだろう…、
分かんないよ…助けて…。｣
徐々に歩くスピードが落ちてきて、涙があふれてきた。
スヒョン｢うぅ…うっ…、グク兄…助けて…怖いよ…。涙｣
号泣しながら言った。
“…けて…、助けて……。”
研究してる途中に、誰かの声が響いてきた。
グク｢ん？この声は…、スヒョンだ！｣
すぐにテレポーテーションで移動して、探し続けた。
グク｢スヒョン！スヒョンどこだ！｣
すると、スヒョンの泣き声が聞こえてきた。
グク｢こっちか、急ごう！｣
そして、たどり着いた先にはスヒョンがいた。
スヒョン｢うぅ…うっ…。涙｣
グク｢スヒョン！｣
グクの声に気づいて、
すぐにグクへ駆け寄って抱きついた。
スヒョン｢グク兄…ごめんなさい…。
うさぎさんを追っていたら……うっ…うぅ…。涙｣
グク｢大丈夫だよ。泣くな。ね？家に帰るぞ。｣
スヒョンの背中をさすってなぐさめた後、
お互い手をつないで家に帰った。
“いつか会おうね。会えると、ずっと信じてるから。”
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作者名：りな | 作成日時：2019年11月16日 1時
