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チャンミンSide
｢すませたのね。帰ってくるまで待ってよう。｣
そして朝食すませて、久しぶりに読書を始めた。
｢えっと…。あ、ここだ。｣
本に挟んであったしおりを見つけて、読み続けた。
一方グクは、タイムマシンに乗って
2019年に戻っていた。
グク｢ナム博士…、作り途中の所で勝手に乗ってしまい、
すみませんでした…。｣
深くお辞儀した。
ナム博士｢…俺こそ、グクにきつく言ってしまって
すまない。研究に没頭してると、
中々余裕持てなくてな。苦笑
つい…強く当たってしまう。｣
グク｢博士…。｣
ナム博士｢もちろん許すぞ。俺は…グクが心配だった。
でも無事に戻って来てくれて安心した。
また…未来旅行に行けるように…、イタタ…。｣
心臓の部分を手で当てながら、その場に座り込んだ。
グク｢博士…！｣
すぐに近寄って、ナム博士を心配そうに見つめた。
ナム博士｢あぁ…すまない。
最近心臓が止まりそうになるんだ。でもまだ大丈夫。
それより、未来にいる友人の所へいくぞ。｣
グク｢でも…大丈夫なの？無理しない方がいいよ？｣
ナム博士｢大丈夫さ。またここに戻ってくる時まで…
何とか持つだろうから。さぁ、行くぞ。｣
そうして、ナム博士が新しく作ったタイムマシンで
再び2025年の世界に戻った。
チャンミンはまだ読書をしていた。
グク｢チャンミン。おまたせ。｣
後ろから声をかけられて振り向いたら、
グクとどこかで見たことある人が立っていた。
｢グク、おかえり♪待ってたよ。｣
グク｢ただいま♪昨日伝えた会わせたい人は、この人。
ナム博士です。｣
ナム博士｢初めまして。キム･ナムジュンと申します。｣
チャンミン｢こちらこそ初めまして。
シム･チャンミンといいます。｣
お互い会釈した。
ナム博士｢グクをお世話してくださり、
ありがとうございます。
とても良い人だと聞いたので、安心しました。｣
チャンミン｢いえいえとんでもないです//。
ありがとうございます。｣
ナム博士｢それから…大変申し訳にくいのですが…。｣
チャンミン｢はい、…何でしょうか？｣
ナム博士｢実は、我が家のルールがありまして、
あなたの記憶にある、
グクの部分を消さなければなりません。｣
この言葉を聞いた途端、衝撃を受けて言葉がつまった。
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作者名：りな | 作成日時：2019年11月16日 1時
