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それから夏に近づいて来た頃、
美術の宿題の期限が迫ってきていた。
ユンホ｢…。｣
ある日の夕方、
ユンホは中々仕上がらない絵に不安を感じていた。
ユンホ｢この色がいいかな…。…でも何か違うな。｣
美術の授業時間が終わっても、
ユンホは居残って描き続けていた。
チャンミンはすでに帰ってしまい、
ジェジュンもいなかった。
ユンホ｢期限が迫ってるのに、早く決めないと…！｣
すると、ジェジュンが美術室に戻って来た。
ジェジュン｢…まだ居残ってるのか。｣
ドアを開けたら、ユンホは反応して振り返った。
ユンホ｢…あれ？どうしたの？｣
ジェジュン｢お前こそどうしたんだよ。もう夕方だぞ。｣
そう言いながら、忘れ物を探した。
ユンホ｢まだ絵が仕上がらなくてさ。苦笑
何とか締め切りまでには間に合うようにするよ！｣
ジェジュン｢お、あった。｣
そのままポケットにしまった。
ジェジュン｢そっか。頑張れよ。｣
ユンホ｢うん！ありがとう。｣
その後、ユンホは引き続き絵の方を向いた。
ジェジュン｢(絵…、あんま進んでないようだな。)｣
ユンホの様子に察したジェジュンは、近寄った。
ジェジュン｢何悩んでんだ？｣
ユンホの絵をじっと見た。
ユンホ｢え？あ、…ここの部分が
中々思うように行かなくて…。｣
指差して説明したら、
ジェジュンの顔がユンホの顔と近距離になった。
ジェジュン｢…。｣
真剣に見るジェジュンの横顔が、
ユンホにとっては初めて見た。
ユンホ｢(ち、近い…//。
今にもキスしそうなくらい距離が近いよ…//。)｣
ジェジュン｢…なるほどな。ここさ、こうした方が
全体のバランスがよくなるはずだ。一回やってみろ。｣
ユンホ｢は、はい。｣
ほんのり赤くなった顔を出さないようにしながら、
アドバイス通りに描いた。
ジェジュン｢…うむ、この方がいい。
どうだ？見てみて。｣
確かに、ジェジュンの言う通り、
絵の全体のバランスが良くなっていた。
ユンホ｢前より…良くなってる！｣
ジェジュン｢だろ？良かった。｣
ユンホ｢アドバイスありがとう！｣
ジェジュン｢おう。｣
その時、ジェジュンが
ユンホの頬に絵の具がついてる事に気づいた。
ジェジュン｢お前、頬に絵の具がついてるぞ。｣
ユンホ｢え？嘘…。｣
ユンホが絵の具ついてる頬に触ろうとした。
ジェジュン｢触るな。そのままじっとしてろ。｣
ユンホ｢は、はい…。｣
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りな(プロフ) - 雪華さん» コメントして下さり、ありがとうございます。私の知ってるアニメは、｢四月は君の嘘｣、｢絶叫学級｣などです。 (2019年11月8日 17時) (
レス) id: 75fbcd10c1 (このIDを非表示/違反報告)
雪華 - 知ってるアニメは何ですか？ (2019年11月8日 12時) (レス) id: 1286db9797 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りな | 作成日時：2019年10月8日 2時
