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ユンホSide
走り止めて、息切れしながらもチャンミンに叫んだ。
｢なぁ…、何で事前に報告しなかったんだよ。
今日突然言われても困るんだよ！何でなんだよ！｣
チャンミンは後ろ向いたまま、何も答えなかった。
｢何の事情で中退しようと決めたのか分かんないけど、
せめて…せめて遠く離れていく前に遊ぶ約束とか…。｣
チャンミン｢そんな事したって意味ないよ！｣
僕が話す途中で、ついにチャンミンが叫んだ。
そして、話しながらゆっくり僕に向いた。
チャンミン｢もし遊ぶ約束とかしても…、
ユノはジェジュンいるから…、
ジェジュンの方が好きなんでしょ？｣
僕に向いたチャンミンの顔は、泣いていた。
｢…ま、まぁ…そうだけどさ、チャンミンの事だって…。｣
チャンミン｢僕だって！ユノの事が好きだったんだよ！
親友としてじゃなくて、恋人として！
でも…タイミング逃して…あいつに持ってかれて…、
本当は悔しかった…。｣
｢…チャンミン…。｣
チャンミン｢いつも早く帰っていたのは、
本心を読まれたくなかったの。
実家に住んでるのは本当だけど、
門限に厳しいなんて嘘だし。｣
｢…嘘だろ…。｣
チャンミン｢どれぐらい辛かったか分かる！？
ユノに話しに行こうとしたら、
あいつがユノと話してたり、雨降ってた日、
信号待ちしてたら、向かい側の道に
あいつと相合い傘してたし。｣
僕は徐々に、距離を縮めて話し続けた。
｢…チャンミン、想いは相手に伝えなきゃ
伝わらないものなの。心の中にしまう前に、
何度かチャンスがあったはずだよ？｣
チャンミン｢僕はもう…、
あいつと奪い合う覚悟なんて諦めた。あぁどうせ…
今更告白しても、もうユノは
あいつしか見てないだろうなって気づいたから。
馬鹿だよな、こんな自分…。｣
そう言って、うつむいて涙を流し続けた。
｢…チャンミン。｣
チャンミンの肩に手を置こうとしたら、振り払われた。
チャンミン｢もういい。僕はこれでいなくなるから、
あいつの事だけ考えてればいいよ。
僕もユノの事…忘れるから。｣
僕を見つめたチャンミンは、
怒りと悲しみが混ざった表情をしていた。
ユンホ｢チャンミン…、ごめんね。寂しがらせて…。｣
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りな(プロフ) - 雪華さん» コメントして下さり、ありがとうございます。私の知ってるアニメは、｢四月は君の嘘｣、｢絶叫学級｣などです。 (2019年11月8日 17時) (
レス) id: 75fbcd10c1 (このIDを非表示/違反報告)
雪華 - 知ってるアニメは何ですか？ (2019年11月8日 12時) (レス) id: 1286db9797 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りな | 作成日時：2019年10月8日 2時
