王の座を諦めきれない第二王子がある人だけにとっての王様になった話 ページ6
｢なるほど。ということはレオナはもう既に学校でやってる範囲のことは知っているのか。凄いな！｣
誰だったか昔Aは口を開けば二言目には相手をほめ始めると言われたことがあった。ジャミルの時は一言目で褒めたがまぁ、そうなんだろう。
だが俺はとりあえず褒めている訳ではなく本当にそう思ったから口にしてるだけだ。
｢っ〜〜〜！！やめろ！！｣
なんてことを考えているとレオナに手を振り払われる。どうやら無意識に彼の頭を撫でてたらしい。きっとジャミルによくやるのでつい反射で撫でてしまったみたいだ。
しかしレオナの喉が気持ちよさそうにゴロゴロなっているので本当に嫌だったわけではなさそうだ。
｢…いくら勉強が出来ようが、魔法が強かろうが俺は王にはなれないから授業なんて必要ないんだよ。｣
｢え？｣
￣￣￣￣￣￣￣
俺は何を言ってるんだ。
まだ出会ってまもない様なやつに仮にも王族が弱みを晒すなんて。
でもそんなこと頭でわかってても弱さが出てしまったのは俺の頭を撫でたアイツの手が泣きたくなるほど優しかったからだ。
コイツなら俺の欲しかった言葉をくれるかもしれない。そう考えると口が止まらなかった。
｢俺は簡単に人を殺せるようなユニーク魔法を持っていて学校では授業をサボっているような傲慢な第二王子。ついこの前義姉が身篭って居た子供が男だとわかり次の王位継承権はもうそいつに渡ったようなものだ。
だらけながらも王の座を狙っている嫌われ者の第二王子、それが俺にはられたレッテルなんだよ。｣
｢俺はお前に頑張れば王様にだってなれるよ！なんて無責任なことは言えない。実際夕焼けの草原では能力などほぼ関係なく生まれた順に王位継承権が与えられていくからな。｣
そりゃそうだ、俺が今まで生きていてそれを1番痛いほど知っている。もしこれで王になれるなどとほざこうものなら喉笛を食いちぎってやっていた。
やっぱり俺は王にはなれないと決められているのだ。
そう自分に言い聞かせて、自分を諦めさせようとしているのにどうしてコイツは…
｢だからさ、俺の王様になってくれないか｣
｢…は？｣
俺の欲しかった言葉をくれるんだろう
￣￣￣￣￣￣￣￣
ここら辺解釈違いが結構起きそうなのでここまで読んで地雷と感じたらブラウザバックか飛ばすことを推奨します！
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レインコート - はっ､､､！超天ちゃん！？ (10月15日 15時) (
レス) @page26 id: 743bb0d751 (このIDを非表示/違反報告)
珂穏(プロフ) - 退会してしまわれたのでしょうか？さっき一気読みしてとても楽しく読ませて頂いていたので悲しいです。またいつか会えることを願っています (2021年8月29日 0時) (レス) id: 011a9201d8 (このIDを非表示/違反報告)
ガスマスク（マリー） - まじあたしもジャミル全肯定botなった（笑） (2020年7月11日 21時) (レス) id: 623f3ee5b5 (このIDを非表示/違反報告)
@ペストマスク(元蓮華籠)(プロフ) - セドナさん» あ、ほんまや…ご指摘ありがとうございます！直してきます！ (2020年7月1日 22時) (レス) id: 505d1a73bb (このIDを非表示/違反報告)
セドナ(プロフ) - こんにちは。いつも更新楽しみにしてます！指摘なんですがブラットじゃなくてブロットだと思いますよ！ (2020年7月1日 21時) (レス) id: 14e69bc545 (このIDを非表示/違反報告)
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