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「ぁ、…」
微かに漏れた声が聞こえて見るとセンラくんは目を覚ましていた。
「おはよう、センラくん」
未だ瞳を宙に放り視界を彷徨わせるセンラくんの真上から声をかけると俺に目を合わせた。
「センラくん、おはよう」
もう一度声をかけるとセンラくんははっとしたようで、起き上がりかけたのを制した。
「ここはね、志麻さんの家」
「志麻くんの…」
「そ」
センラくんは何故自分が志麻くんの家にいるのか暫く考えていたようで黙っていた。
「…あ、俺」
思い出したのか眉を少し上げ合点が行ったような顔をして、それから顔を紅く染める。
「ありがとうございます」
言って申し訳なさげにするセンラくんに首を振って応える。
「リハはまた次になったから」
「ごめんなさい…」
「センラくんは悪くないでしょ」
「そぅ、ですか？」
「うん」
俺が応えたきり会話は途絶え、思い出したのはセンラくんが気を失う前の一言。
『ふへへ…そらるさん、好きです』
SubSpace特有のふにゃっとした笑い方で、眠たげな溶けた声で、多分正常に働いていないであろう脳でセンラくんが告げた告白は、その場限りのものなのかそれとも友達としてなのか。
「センラくんはさ、好きな人とかいないの」
敢えて鎌を掛けて聞いてみる。ひきフェスが終わってしまえば関わる機会は無くなってしまうし二人っきりになるチャンスだって殆どない。押し切るなら今だ、と直感する。
「すっ…好きな人ですか」
「うん」
「あっ」
センラくんは眠る前の発言を覚えているのか、軽く頬を引き攣らせた。
まだ怠さが残っているであろう体の向きは変えず、顔の向きだけを俺から顔を隠すように曲げた。
耳赤いの見えてるけど。
「今は居ないです」
尻すぼみになった言葉の端を捕まえて俺は早鐘のようになる心臓を抑えて精々冷静に言った。
「俺はセンラくん好きだけどなぁ」
「…それはどうも」
「センラくんは、俺のこと嫌い？」
意地が悪い聞き方なのは自覚している。
「嫌いじゃないです」
「好き？」
聞き方が追い詰めるようになっているのは俺の弱さだと思って欲しい。
実際センラくんから見えてないだけで俺の顔も赤いことだろう。
「好きです…」
「どう？俺と付き合わない？」
スピードを増す心拍の音を聞きながら表面上はさらりと。
「…Color前提で良いんですか」
返ってきた返事にさらに鼓動をうるさくしながら「勿論」。
「是非っ…お願いします…」
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ゆの(プロフ) - いきなりコメント失礼します！Dom/Subの設定自体初めて目にしたのですが、とても萌える………！もしこれからも執筆してくださるのであれば応援させて頂きたいです！ (2020年4月9日 16時) (
レス) id: 6ede61fc28 (このIDを非表示/違反報告)
らむ@ris(プロフ) - kokoroさん» おし、書いたる← (2019年4月29日 8時) (レス) id: a86de972cd (このIDを非表示/違反報告)
らむ@ris(プロフ) - 鈴音さん» レスのやり方を知りました。返信大いに遅れてしまい申し訳ございません…！アドバイスありがとうございます、これ以降そうします<(_ _*)> (2019年4月29日 8時) (レス) id: a86de972cd (このIDを非表示/違反報告)
鈴音 - まふ受けで過激なのがみたいです！無理な注文だったらすみません(≡人≡；)srmfかammfでみたいです！検討してくれると嬉しいです (2019年4月12日 19時) (レス) id: 8fa20177a2 (このIDを非表示/違反報告)
kokoro - いつの間にかタグ付いてたwとうい訳でしませんで過激なのお願いしていいっすかね？お願いです！！ (2019年4月12日 16時) (レス) id: da538576fa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らむ@ris | 作成日時：2019年2月9日 22時
