→ ページ13
「さかた、Command不足してる?」
「そういう感じとちゃうねん」
勿論Colorを結んでいる以上当然愛し合っている恋人同士であるし、ハグだってキスだってそれ以上のことだってする。
しませんからは鬱陶しいと言われるほどベタベタで普段から自然とくっついて一緒にいることが多いため坂田のように求めることは少ない。
Commandが不足した時は体調を崩すし、相手には分かる。
だが坂田は体調を崩してい様子は無いし、むしろ元気に抱きついてくる。
では何故これでもかと言うほどくっつくのか。
「んー、うらたさんいい匂いや」
「よく嗅いでるけどそんなに匂う?」
「いい匂いやで」
言いつつ坂田はうらたをゆっくりとソファに押し倒し、足と足を絡めて小柄な体ごと包み込むようにわしっと抱き締める。
「さかたさーん、動けないんですけど…」
「ええやん、僕やってなにもせぇへん」
疲れてるのかな、とうらたは思った。単純に疲れてるから癒して欲しいのかと。
まぁ、こんな日があってもいいか。
そう思い直し坂田に抱き締められたままお互いの体温に微睡み始める。
「ねみぃ…」
「ちょっと寝ちゃう?」
そうだな、と頷いてゆっくり瞼を下ろした。
瞼を下ろした後、ゆっくり目を開けてうらたは坂田が目を瞑っていることを確認する。
「坂田、"say"何かあったの」
坂田は突如放たれたCommandに身を固くした。
「いや、なんも…」
「嘘くらい俺には分かるからな」
坂田は観念したようにうらたの首元に顔を埋め、ゆっくりと言葉を紡いだ。
「ふたりで休み取れんくて寂しかってん、それだけや…」
彼のイメージカラーである赤に顔を染めて益々強くうらたを抱き締める坂田がどうしようもなく可愛くて、手を伸ばして赤茶の髪に触れて優しく撫でた。
「ならうざったい程構ってやる」
「うん。…でも今は、ゆっくり寝たいな、て」
「そうだな」
ふは、と微笑を漏らした気配がして坂田は暖かい幸福感に包まれたままゆっくりと瞼を下ろした。
あとがき
自分の記憶力に愕然としましたね。Crimeを忘れるとかDom/Sub書く資格ないっすよ(´;ω;`)
ということで「Crime」説明に足しました。読んでやってくれると幸いです…
お気に入り通知が一日に2、3回来てメールが来る度にちょっと(控えめな表現)嬉しくなってます。
評価してくれてもいいんですよ?((
では。
123人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「歌い手」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆの(プロフ) - いきなりコメント失礼します!Dom/Subの設定自体初めて目にしたのですが、とても萌える………!もしこれからも執筆してくださるのであれば応援させて頂きたいです! (2020年4月9日 16時) (レス) id: 6ede61fc28 (このIDを非表示/違反報告)
らむ@ris(プロフ) - kokoroさん» おし、書いたる← (2019年4月29日 8時) (レス) id: a86de972cd (このIDを非表示/違反報告)
らむ@ris(プロフ) - 鈴音さん» レスのやり方を知りました。返信大いに遅れてしまい申し訳ございません…!アドバイスありがとうございます、これ以降そうします<(_ _*)> (2019年4月29日 8時) (レス) id: a86de972cd (このIDを非表示/違反報告)
鈴音 - まふ受けで過激なのがみたいです!無理な注文だったらすみません(≡人≡;)srmfかammfでみたいです!検討してくれると嬉しいです (2019年4月12日 19時) (レス) id: 8fa20177a2 (このIDを非表示/違反報告)
kokoro - いつの間にかタグ付いてたwとうい訳でしませんで過激なのお願いしていいっすかね?お願いです!! (2019年4月12日 16時) (レス) id: da538576fa (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:らむ@ris | 作成日時:2019年2月9日 22時