bjさんにも兄がいた2

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『そういや大寿はどうしたんだ？』

柚葉がこんなに動揺してたのだから大寿も八戒が寝込んでることに気付いているだろう

柚「…」

『なんかあったのか？』

柚「八戒が熱出してるって言ったら朝から外に行ったきり帰ってこないんだ…」

『あいつ…』

柚「怒らないで！大寿にもなんかあるんだと思う」

少しは関係が良くなったと思っていたけどもう少し改善するとこがあるみたいだな

『大寿のことはとりあえず置いといて八戒が寝てる間に薬とか軽く食べれそうなもの買ってくるから柚葉は八戒についててやってくれ』

柚「わかった！」

今は八戒も落ち着いたし大丈夫だろうけど心配なので早めに買い物を済まそうとドラッグストアに入ろうとするとドラッグストアの前でウロウロしている子供がいた

『お前何してんだ？』

大「お前こそ何でここにいるんだ」

『お前の弟の薬買いに来たんだよ』

大「…」

『で？お前は熱出した弟放って何してんだ？』

大「放ってたわけじゃねぇ！ただ…」

『ただ？』

大「俺がいると休めねぇだろ…」

つまり大寿は自分が家にいると八戒達は気を張ってしまって休めないと思い家を出たが心配でドラッグストアに薬を買って帰るか迷っていたらしい

『お前馬鹿だろ』

大「あ？」

『お前が思ってるほど八戒も柚葉もお前のことちゃんと分かろうとしてんだよ』

大「…」

『兄貴が分かってやろうとしなくてどうすんだ』

大「でもどうしたらいいかわからねぇ」

『だから言ったろ？俺のこと頼れよ』

大「…助けてくれ」

『任せとけ』

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